乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:1947]
性別:女性
年齢:52才
10/6に人間ドックのエコー検査にて引っ掛かり10/9にマンモ、エコー、バネ式の検査をしました。
その際にほぼ乳ガンに違いないと言われました。翌週乳ガンとの診断を受けMRI、PET検査をしたところ12ミリと8ミリの癌があるか、もしくは1つかもしれない…開けてみないと分からないと言われました。
その時小葉ガンでガンの下に微小の進展があるので開けてみてガンの場合はその周りも含めて切除すると説明がありました。
リンパ
への転移は無いもようとの説明も受けました。
11/11に温存での手術を受けMRIでは見えていなかったガンが広まっていたとのことでその部分とその回りも切除したと術後に説明がありました。
病理検査の結果
左乳腺 乳ガン病巣
数:1病巣
切除術:Bp+SNB
6.5×5.0×2.3㎝、
占拠部位:AC領域腫瘍径
1.50×08.0×1.50㎝
核異型スコア:1、核
分裂スコア:1、核グ
レード:1、リンパ管
侵襲:ly0、静脈侵襲
v0、リンパ転移0/2、
SNB0/2、ER陽性
90%、PgR陽性80%、
HER2 score1+
切除乳腺の中心部に1.5㎝大の浸潤性小葉癌を認め、乳管内及び小葉内への進展が一部不連続に広範囲に認められ、追加切除した内側断端にも及んでおり断端陽性です。とありました。
担当医からは通常の放射線を25回に追加のブーストをするか、または追加切除の再手術をするか、どちらでもとのことでした。
私は放射線を希望しましたが家族は有るものは取らなければ後悔するかもしれないのでということで再手術をすることになりました。
私は再手術が嫌だったので○○○クリニックというところの院長自らが回答するという質問コーナーにメールをしました。
そうしたら、あなたの小葉ガンは取ったとしても断端陽性は必ず出ます。
乳頭を残しての全摘+同時再建がいいです。放射線でも死滅出来るのは2/3だけです。
うちの病院ならば1日入院で費用は保険内です。セカンドオピニオン希望ならばお電話ください。とありました。
私は追加切除か放射線治療で悩んでいたのですが小葉ガンはいくら治療しても最後は全摘になるのか、それならば放射線を照射せずに○○○クリニックの院長の言う治療の方がいいのか…と悩みだしています。
田澤先生のこちらのコーナーは毎日拝見しており信頼しています。
どうしたらいいのか本当に悩んでいます。よろしくお願いいたします。
ちなみに断端陽性は1ヵ所で非浸潤とのことでした。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
私は乳腺外科医ですから「もともと形成外科医」であり「形成外科医的視点」の医師についてはコメントは避けます。
我々の世代では(私も含め)「乳腺外科医は一般外科医出身が殆ど(ほぼ全部?)」だと思います。(最近の若い世代は最初から「乳腺外科医」の道があるようですが、20年前に乳癌がこんなに増えるとは誰も予測できなかったのです)
(女性にとって、乳房の形は重要とは理解しつつも)「あくまでも癌は癌、癌治療が最優先」としての視点をもつ、我々「一般外科医あがりの乳減外科医」にとっては、「美容形成が主たる視点を持つ」「形成外科医」の医療には(どうしても)なじまないのです。
非常に大人しいタイプであり、浸潤径は15mmだが、
「乳管内及び小葉内への進展が一部不連続に広範囲」
⇒典型的な小葉癌と言えます。
 小葉癌は「多中心性」であることがあるので「現実に、この拡がり」が有る以上、「全摘が安全」とも思います。
 ただし、「内側だけに拡がりがある」ならば「追加温存も間違いではありません」
 
「小葉ガンはいくら治療しても最後は全摘になるのか」
⇒「小葉癌=全摘」ではありません。
 「拡がりが内側のみ」であるならば、「内側は端まで切除」すれば断端は陰性となります。
 某医師の『小葉ガンは取ったとしても断端陽性は必ず出ます』というのは明らかな誤りです。
 小葉癌でも「普通に温存している人」はいくらでもいます。
 乳癌学会のガイドラインでも「小葉癌という理由での全摘は必須ではない」となっています。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

昨年断端陽性の病理検査結果のため質問させていただいたものです。
担当医より追加切除か放射線25回+ブースト5回を選択できると言われ、結果12/○○に再手術をしていただきました。
その病理検査の結果は
乳腺部分切除後、断端陽性に対して施行された追加の乳腺部分切除術検体を添付画像のように切り出して標本を作成し検討しました。
組織学的に縫合糸を含む異物型多核巨細胞の出現を伴う既往の手術瘢痕形成を示す近傍の乳腺組織内の標本#4に4×3mm範囲乳管内および小葉内への小葉癌の残存を認めます。
標本#3のこの病巣に近い領域にも疑わしい部位が見られますが手術時の変性が高度で細胞の詳細が不明で確認できませんでした。
腫瘍の残存はこの範囲に限られており標本#4や3の疑わしい領域を含めても摘出された検体の断端に腫瘍は見られませんでした。
でした。
放射線25回+電子線5回はこの結果から必要でしょうか?
担当医も放射線科医もしたければしてもいいし、どちらでもと言われました。
放射線科の医師はメリットはまだ分からずデメリットはお金と時間ですね。
とおっしゃり担当医はもし再発したときにあの時しておけば…って後悔しないためですね。
とのことです。
田澤先生ならばどのような診断をされますでしょうか?
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「#4や3の疑わしい領域を含めても摘出された検体の断端に腫瘍は見られませんでした。」
⇒断端陰性ということです。
 
「放射線25回+電子線5回はこの結果から必要でしょうか?」
⇒温存術である以上、「放射線照射」自体は必要です。
 「25回なのか+5回とするのか」ということであれば、「断端陰性だから25回でもいい」と思います。
 
 ただし、当院のように「全症例で30回行う(放射線科医の方針です)」ことも有りです。
「田澤先生ならばどのような診断をされますでしょうか?」
⇒通常の25回照射です。





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