乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6797]
性別:女性
年齢:82歳
病名:乳がん
症状:鶏卵ほどのしこり

診察券ID番号○○の○○です。

田澤先生には手術からその後の診察まで、いつも大変お世話になっております。

手術した人の感想がサイトに載っていましたが、消えてしまい残念です…。

私自身の感想も消えてしまったので、簡単に記載させていただきます。
適宜削除いただいても結構です。


右乳房全摘手術(2泊3日、センチネルリンパ生検あり、リンパ郭清なし)を受けました。

退院した翌日からバリバリ仕事へ復帰しており、腕にビリっと走る痛みがあるものの1週間程度でヨガに復帰、
1ヶ月後にはタイマーを切ったように腕の痛みが消え、3ヶ月後にはバーベル20kgを担いでスクワットをしています。

術後処方いただいた痛み止めは一度も飲んでいません。

しばらく安静を覚悟していたのですが、拍子抜けしました。

田澤先生に手術をお願いして本当によかったです。

一人でも参考になる方がいらっしゃれば幸いです。

今後もお世話になりますが、引き続き何卒よろしくお願いいたします。

さて、今回は私自身のことではなく、母(82才)のことで相談です。

【経緯】
母は、2013年に左乳房CとD領域の境目あたりに乳がんが見つかりました。

国立○○センターを紹介され訪れましたが、
担当医から年寄りに対するハラスメントのような惨い扱いを受け酷く傷ついてしまい、
担当医を(人として)信頼することができず治療を断念。

その後も気になっていた母は、人の勧めを受けて、○藤○医師のセカンドオピニオンへ訪問。

「がんもどきです。おめでとうございます!」という診断結果を受け、放置を決断。

しかし、その後テレビで○田総合病院(よく田澤先生が「海の近くの病院」とおっしゃるところはここではないか?と勝手に想像しています。)で簡単で画期的な治療法が出たと報じられているのを観た本人の希望により、当該病院を訪問。

本人がQOLに非常にこだわっている旨伝え、とても簡単に済むとの医師の説明で手術を決断。
術前の経口ホルモン剤およびルーティンのPET検査などを全て受ける。
その中で医師がころころ変わり、その医師ごとで治療内容および期間の長さ・不便さについて言うことが極端に違い、何が本当なのかがさっぱりわからなくなる。

加えて(割愛しますが)数々のいい加減な対応に混乱してしまい、手術を含めた治療を断念。

このように、何度か病院に接触するも良縁に恵まれず、
その後病院に対するトラウマのようなものから、病院から遠ざかってしまい、
2018年9月の現在に至るまでの約5~6年間、放置することになっています。

【現状】
2013年当初のしこり(腫瘍?)の大きさは2cmくらいと言われた記憶があります。

この5年間でしこりは徐々に大きくなってきており素人の手の感触で鶏卵(5~6cm)ほどです。

自覚症状は特段なく、ときどき患部がちりちりと痛んだり痒みが出たり。

その他ここ1年以内に、横腹付近の骨が動けないほど痛んだことが(間隔を空けて)二度ほどあったようです。

既述に少しありますが本人はQOLを最重要視しており、
例え遠隔転移していたとしても、このままの状態(特段身体の不調もなく、しこりが皮膚内に収まっている状態)で
あと5~6年いられるなら何もしなくていいと言っています。

本人は、30年以上にわたり、ほぼ毎日水泳をやっており、それが何よりの生き甲斐。

これがなくなったら精神的にも肉体的にも弱り、人生終わったも同然というくらいに思っている。

高齢で足腰も弱ってきていることから、直感的に長く休むことで水泳に復帰ができなる危機感を感じている模様。

治療自体や、治療からくる体調の悪さから水泳を長期間(本人イメージ3~4週間)休まなくてはいけないのならば気が進まない。

しかし、このまましこりが大きくなり「花が咲く」という状態になった場合どれだけQOLを落とすかが気になり始めており、
今年の私の回復ぶりを目の当たりにし、手術を視野に考え始めているようです。

家族一同、手術をするなら田澤先生にお願いしたいと思っております。

【質問】
1.このまま放置すると(特に今後5~6年の間の)QOLにどのような支障が出てくる可能性がありますか?

2.手術前の病院への訪問数は2回という認識ですが合っていますでしょうか?

3.本人の友達に(何の手術かは不明ですが)麻酔から覚めずにそのまま亡くなった方がいて心配なようです。
  そのようなことが起こる可能性はどれくらいありますでしょうか?(高齢者の場合確率は上がるものでしょうか?)

4.手術不可能な状況というのはどのような状態を指しますでしょうか?(しこりが皮膚を破ったら不可能になる?)

5.本人は、術後のQOLに差がなければ全摘も辞さないと考えていますが、
  仮に部分摘出が最善となった場合、放射線治療だけを辞退させてもらうことはできるものでしょうか?
 (放射線により何度も病院に通わなくてはいけないことと、水泳への復帰が遅くなることを懸念)

6.センチネルリンパ生検を、辞退させていただくことはできるものでしょうか?
 (術後の痛みや、リンパ浮腫が起きるリスクを懸念。)

7.リンパ浮腫が起こる原因は何でしょうか?手術の手技によるものが大きいでしょうか?

8.手術後水泳に復帰できるのは何日程度だと予想されますか?
 (傷口が濡れることへの心配)

9.しこりが皮膚を突き破るとしたら何年後くらいだと想定されますか?本人はふくよかで皮下脂肪が多い体型です。

 (診てもいない状態で無茶な質問お許しください。)

10.原発癌を取ると、他へ転移している癌の増殖スピードが増すと言う外科医がしばしばいますが、本当でしょうか?

11.母のように、癌を徹底的に叩くというよりは残りの人生のQOLを重視したい気持ちが強い高齢者の場合、
  田澤先生ならどのような治療が最善とお考えになりますでしょうか?あるいは無治療が最善との判断もあるでしょうか?

12.一度田澤先生に診ていただきたいと思っております。
どのような手順を踏めばよいかご教示くださいますようお願いいたします。

以上になります。

似たような質問の重複があるようにも思いますが、どうかお許しください。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

手術後の感想ありがとうございます。
「バーベル20kgを担いでスクワット」には、心底驚きました。凄いですね(余談でした)

「その後病院に対するトラウマのようなものから、病院から遠ざかってしまい、2018年9月の現在に至るまでの約5~6年間、放置することになっています。」
→「5~6年前から放置」とありますが、(頑なに病院受診を拒否ではなく)「実際に病院を受診」してから、「医師側の不適切な対応」が原因となり結果として「5~6年間放置を余儀なくされている」という経緯が大変残念です。

 実際のメールには病院の実名が出ているので「なるほど! (あの病院なら)さもありなん」というのも正直なところではあります。(当院には、勿論それらの病院からも複数名が転院されているので、いろいろ耳にしています)

「本人はQOLを最重要視」
「例え遠隔転移していたとしても、このままの状態(特段身体の不調もなく、しこりが皮膚内に収まっている状態)であと5~6年いられるなら何もしなくていい」

→さすがに(今までの5年間は何とかセーフだったとしても)「これからの5年間は(何もしなければ)確実にアウト」となります。

「30年以上にわたり、ほぼ毎日水泳をやっており、それが何よりの生き甲斐」
「これがなくなったら精神的にも肉体的にも弱り、人生終わったも同然というくらいに思っている。」

→素晴らしい!(無責任な発言なら、お許しください)

 私も「走れなくなったら、どうしよう。」全く同感です。

「治療自体や、治療からくる体調の悪さから水泳を長期間(本人イメージ3~4週間)休まなくてはいけないのならば気が進まない。」「家族一同、手術をするなら田澤先生にお願いしたいと思っております。」
→当院で手術すれば…
 術後1週間で確実に復帰できます。(私は「上手くいけば」とか、「予定通りなら」などとは言いません)

「1.このまま放置すると(特に今後5~6年の間の)QOLにどのような支障が出てくる可能性がありますか?」
→(診察していないから、想像の範囲内となりますが)

 3年以内には「皮膚を破る可能性は高い」と思います。
 ★皮膚を破っている状況では(今現在は遠隔転移は無いとしても)「(その頃には)遠隔転移が悪さをする(日常生活にも影響を与える)」ことも十分に考えられます。

「2.手術前の病院への訪問数は2回という認識ですが合っていますでしょうか?」
→その通りです。

「3.本人の友達に(何の手術かは不明ですが)麻酔から覚めずにそのまま亡くなった方がいて心配」
「そのようなことが起こる可能性はどれくらいありますでしょうか?(高齢者の場合確率は上がるものでしょうか?)」

→ありません。

 確率も何も…
 「麻酔から覚めずに死亡」など、一度も見たことがありません。

「4.手術不可能な状況というのはどのような状態を指しますでしょうか?(しこりが皮膚を破ったら不可能になる?)」
→皮膚所見が広範囲な状況です。(皮膚を破っても小範囲なら問題ありません)

「5.本人は、術後のQOLに差がなければ全摘も辞さないと考えていますが、
  仮に部分摘出が最善となった場合、放射線治療だけを辞退させてもらうことはできるものでしょうか?」

→それは問題ありません。(部分切除だけでも、手術しないことより1000倍くらいは有効です)

「6.センチネルリンパ生検を、辞退させていただくことはできるものでしょうか? (術後の痛みや、リンパ浮腫が起きるリスクを懸念。」
→これも上記(5)同様、問題ありません。

「7.リンパ浮腫が起こる原因は何でしょうか?手術の手技によるものが大きいでしょうか?」
→腕にいくリンパ管を傷つけないことが重要です。

 医師側(手技)と患者側(リンパ節転移の状況)の両方が関係します。

「8.手術後水泳に復帰できるのは何日程度だと予想されますか?」
→1週間。

「9.しこりが皮膚を突き破るとしたら何年後くらいだと想定されますか?」
→これは実際に見ていないと…

 ただ常識的に言うと2-3年は期待できません。

「10.原発癌を取ると、他へ転移している癌の増殖スピードが増すと言う外科医がしばしばいますが、本当でしょうか?」
→誤りです。

「11.母のように、癌を徹底的に叩くというよりは残りの人生のQOLを重視したい気持ちが強い高齢者の場合、
  田澤先生ならどのような治療が最善とお考えになりますでしょうか?あるいは無治療が最善との判断もあるでしょうか?」

→迷う必要はありません。

 明らかに「手術」です。
 乳がんの治療で「手術が最も楽で短期間に終わる治療」であることは間違いがありません。
 
 手術以外の治療を選択するなら「無治療」でも価値観としては理解できます。

「12.一度田澤先生に診ていただきたいと思っております。どのような手順を踏めばよいかご教示くださいますようお願いいたします」
→秘書メールしてください。


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