[管理番号:290]
性別:女性
年齢:90才
私の母が肋骨が痛いとのことで、CTを撮ったら影があり、その後の検査で乳がん(浸潤ガン)0.8ミリ位との事。
手術を勧められましたが、高齢の為全身麻酔など心配しております。
ホルモン療法だけで手術をしない選択もありでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「90歳、ご高齢だと全身麻酔の手術が心配」お気持ちは良くわかります。
回答
「高齢の為全身麻酔など心配」
⇒(寝たきりとか、心臓が弱いとか出ない限り)手術を勧めます。
私は90歳代前半でも、「寝たきりとか、余程の合併症がない限り」手術を勧めます。
実際に、90歳前後の方も、ここ半年だけでも数名いましたが、全く問題ありませんでした。
心配な気持ちはわかりますが、参考にしてください。
また、超高齢者の手術については、以前よりいろいろ報告がありますが、「高齢」だけでは特別なリスクではない。というのが「一般的な見解」です。
「ホルモン療法だけで手術をしない選択もありでしょうか?」
⇒針生検の結果(ホルモン感受性があれば)行う選択肢はあります。
ただ、手術をしてしまう方が「ホルモン療法」で通院するよりも「ずっと楽」だと思います。
発想の変換も必要です。