[管理番号:4232]
性別:女性
年齢:40歳
はじめまして。
よろしくお願いします。
先月、検診で要受診となりました。
マンモでカテゴリー4
不均一高濃度 構築の乱れ または石灰化
エコーでは構築の乱れ
乳腺外科を受診
触診 エコー マンモの結果から乳がんの疑いあり
その日にエコー下で針生検をしました。
結果は硬化性乳腺症
主治医は良性を確実にする為の手術が必要と説明して下さいました。
手術は全身麻酔で3日程度の入院。
術前検査のmriでやはり乳がんの疑いがあるので、良性を確実にする為に手術をしましょうと言われました。
先生に質問です。
手術はした方がいいのでしょうか?
手術はつるっとしたものではないから部分麻酔より全身麻酔が適当と説明を受けましたが、やはり部分麻酔は難しいのでしょうか?腫瘤は8ミリ程度と聞いています。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「マンモでカテゴリー4 不均一高濃度 構築の乱れ」「エコーでは構築の乱れ」
⇒「硬化性腺症」は「distortion(構築の乱れ)」を引き起こす良性疾患の代表格なので矛盾はありません。
ただ「画像所見で癌が疑われた」場合に、「良性としてしまう」ことはリスクがあります。
その意味では「無意味に経過観察」とする医師に比べれば「手術(外科的生検)を勧める」担当医は正しいと言えます。
○ただし、(超音波ガイドの)「マンモトーム生検の登場」により、「超音波で見える所見」である以上、外科的生検は不要な検査となっています。
「手術はした方がいいのでしょうか?」
⇒手術は不要です。
8mmであれば、「マンモトーム生検で100%確定診断」となります。
○マンモトームは太い針で「かなり広範囲」に削れるので実際は「かなり広範囲の病変」でさえも「マンモトーム」であれば確定診断ができるのです。