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抗がん剤の適応について

[管理番号:7190]
性別:女性
年齢:53歳
病名:右乳癌
症状:

 お世話になります。
平成30年12月(中旬)日乳房部分切除術施行。
Invasive ductal
ca.。
浸潤径 7mm 浸潤径+乳管内伸展巣 22×16mm pT1b センチネル(0/1)
Lyo 0, V 0。
 組織学的波及度 g。
核グレード1(異型スコア2点、分裂像スコア1点)
pStage ⅠA。
ホルモン受容体陽性。
HER2 陰性。
Ki67 30%。
最終月経平成30年12月。
タモキシフェン内服中。
放射線治療予定。
Ki67 30%なのでオンコタイプDXを希望しました。
オンコタイプDXの結果は次回受診の2月(下旬)日に出ます。

 質問です。
田沢先生の治療方針を教えてください。
①53歳なのでRS25までは抗がん剤なしですか。
②オンコの結果が中間リスクの場合はステージや腫瘍径も考慮して抗がん剤の有無を決めるのですか。
先生ならRS26以上はサイズ、ステージにかかわらず、53歳の場合
抗がん剤をすすめますか。
主治医はもしやるならTC療法と言ってました。
田沢先生もそうですか。
③オンコタイプDXのパンフレットをみるとリンパ節転移なしの場合は10年間の遠隔再発率のパーセンテイジが載ってますが、遠隔再発率というのは肺や、脳など遠隔に転移して再発するという意味ですか。
それとも初発乳がんの同側乳房内に、切除した部分とは別のところに再発するという意味ですか。
④病理の断端所見を追記します。
~ca.とは
断定できないが微小な乳管内癌巣の可能性を否定できない腺管が数個認められる。
しかし
真の断端かの評価は困難~となってました。
術中に腫瘍のわきの部分も追加切除しました。

この所見もあり放射線はブーストもします。
この病理所も抗癌剤選択の参考になりますか。
以上長々と申し訳ございませんがどうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①53歳なのでRS25までは抗がん剤なしですか。」
→そう思います。(実際は19-29は、実際の「上乗せの数字」で患者さん自身に判断してもらっています)

「②オンコの結果が中間リスクの場合はステージや腫瘍径も考慮して抗がん剤の有無を決めるのですか。」
→考慮しません。

「先生ならRS26以上はサイズ、ステージにかかわらず、53歳の場合抗がん剤をすすめますか。」
→26以上というか…
 実際は「19-29は実際の上乗せの数字」で判断してもらっています。

「主治医はもしやるならTC療法と言ってました。田沢先生もそうですか。」
→その通り。

「③オンコタイプDXのパンフレットをみるとリンパ節転移なしの場合は10年間の遠隔再発率のパーセンテイジが載ってますが、遠隔再発率というのは肺や、脳など遠隔に転移して再発するという意味ですか。」
→その通り。

「それとも初発乳がんの同側乳房内に、切除した部分とは別のところに再発するという意味ですか。」
→ナンセンス!

 温存乳房内再発に「再発率」など存在しません!!(手術のやり方「マージンなど」など、また腫瘍の拡がりなど、さまざまな因子で著しく異なるので)

「この病理所も抗癌剤選択の参考になりますか。」
→無関係。
 局所と全身は全く別です。