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抗がん剤治療について

[管理番号:8078]
性別:女性
年齢:53歳
病名:乳癌
症状:

お忙しいところ申し訳ありません。

よろしくお願い申し上げます。

9月に両側全摘手術(浸潤性乳管がん)を受けました。

ルミナールA
リンパ節転移1個(左腋かリンパ節郭清)
Ki-67 15%

主治医からホルモン療法(タモキシフェン)と抗がん剤治療(TC)を薦められています。

私は乳がんプラザを読んで抗がん剤治療は必要ないのではと思い、ホルモン療法のみと決めていましたが、安心したかったので念のためオンコタイプDXを受けました。

RS 29
9年遠隔再発率 23%
化学療法の効果を否定できません

思っていたより結果が悪くショックです。

田澤先生はこの場合抗がん剤治療を薦めますか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問者はKi67=15%であるのに(OncotypeDXで)RS=19だったということですね。
Ki67がOncotypeDXで発現を調べる16遺伝子のうちの1つに過ぎないことを考えると、(相関しないケースがあるのは)ある意味「当然」と言えます。
ただ、それを言ってしまうと「ルミナールタイプ全員にOncotypeDXが必要」となってしまい、自費で高価な以上、Ki67である程度判断するのは仕方がないとは思っています。

「田澤先生はこの場合抗がん剤治療を薦めますか?」
→勧めます。

 Ki67が何であれ、「OncotypeDXでRSが25以上である以上」抗がん剤すべきだと思います。