[管理番号:7009]
性別:女性
年齢:58歳
病名:乳癌
症状:術後
11/(上旬)乳癌で全摘手術しました。
Ki167値 20~30%
HER2 -
ホルモン感受性 ER PgR あり
Aに近い ルミナルBタイプ・HER2陰性
リンパ節転移なし
と診断され、12/(上旬)に1回目の化学療法をしましたが
血圧、酸素濃度低下、息苦しさのアレルギー症状が出て中止となりました。
今後は飲み薬を2年間続けると言われました。
通常の治療が出来ない事に驚き、ショックを受け、
友人の勧めもありこのサイトに相談させていただくことにしました。
本当に点滴ではもう出来ないのか、
どういった薬が有効なのか、本当に必要なのか、迷っております。
どうかアドバイスお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
そもそも「Ki67=20~30%」はグレーゾーンです。
それを「Aに近い ルミナルBタイプ」とするのには賛成しません。
まず第1に「OncotypeDX」をして「自分に本当に抗がん剤が必要なのか?」を確認するべきです。
★もしも「RS:high」(抗がん剤すべき)となったら…
アンスラサイクリンを選択すればいいと思います。(今回のアレルギーがでた抗がん剤はドセタキセルですね?)
「飲み薬を2年間続ける」
→全くエビデンスがありません。(ちなみにUFT以外は適応外診療となります。)