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抗がん剤

[管理番号:8990]
性別:女性
年齢:50歳
病名:浸潤乳管癌
症状:
投稿日:2020年11月10日

健康診断で石灰化と精密検査結果が来て、先月針生検をし乳癌と告知がありました。

毎日インターネットを見まくり落ち込んで泣いていましたが、こちらのブログに出合い気持ちが少し落ち着きました。

来週診断書を持参し三週間待ちの病院へいく予定ですが進行しているのではないかと毎日不安でなりません。

現在一年前から糖尿病の治療をしています。

現在は数値が通常に戻りつつありますが、シャディアンスを服用しています。

経過も順調とのことで体重も落ちました。
今後抗がん剤を使用するに辺り吐き気止めに血糖値が上がるものがあると出ていましたが、糖尿病者は吐き気止めは使用できないのでしょうか?
腎臓障害も心配です。

病理検査結果はER 90%陽性、PR 90%陽性、HER2 1+「乳管内進展部2+」
病変周囲の乳管筋上皮細胞損失と間質浸潤を確認した。
核異型中程度スコア2核分裂像は目立たないスコア1、核グレード1 ki-67 30-4012ミリと13ミリの腫瘍あり、10月の時点でリンパ節転移なしとの事でしたが
あっちこっちと体が痛く、悪性度が高いようなのですでにリンパ節転移しているのか不安です。

これから色々検査をしていく中で糖尿病の持病がある人の乳癌治療はどのような流れで進めるのでしょうか?
癌鬱になりそうです。

抗がん剤はやはり治療として入りますか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「10月の時点でリンパ節転移なしとの事でしたが
あっちこっちと体が痛く、悪性度が高いようなのですでにリンパ節転移しているのか不安」

⇒発想が1000%誤りです。

 リンパ節転移に症状は「そもそも」ありません。
 その症状は、1000%間違いなく「更年期+ストレス」による女性ホルモンの刺激症状です。

「これから色々検査をしていく中で糖尿病の持病がある人の乳癌治療はどのような流れで進めるのでしょうか?」
⇒デカドロンをどの程度使えるのか?は糖尿内科医との相談となります。

「抗がん剤はやはり治療として入りますか?」
⇒ルミナールタイプなので、手術病理を確認しましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

病理診断結果
性別:女性
年齢:50
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年1月20日

田澤先生こんばんは。

昨年11月に8990で質問をさせていただきました者です。

その節は精神的に参っていましたが、回答は来ないと思っておりましたがお忙しい中お答え頂き救われました。

ありがとうございました。

あれから全摘手術となり病理診断結果が出ましたがまた、落ち込んでおります。

当初ステージ1でリンパ節転移無しとクリックと紹介先でお話有りましたが術後は
pt2NMO ステージ3a ER(j3b) PgR(j3b) HER2(2+)fIsH(-) ki-67 28% 侵潤径45ミリ ly3(75箇所以上) v- pn2a(6/22) margin- NG2 HG2
という結果で抗がん剤と放射線とホルモン治療となりました。

ly3とは高度になるのですでに全身にがん細胞が回って再発率高いですか?
まさかリンパ節転移しているとはショックです。

エコー診断も二回しましたが分からないものなのでしょうか?
抗がん剤もAC4×T4クールでやるかTACを6クールやるか決めなければなりません。

どっちを選んだらよいのか悩んでいます。

副作用は同じだとの事ですが、田澤先生の所も同じでしょうか?
お忙しい中再度質問をしてしまい本当に申し訳けございません。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「ly3とは高度になるのですでに全身にがん細胞が回って再発率高いですか?」
⇒lyとはリンパ管因子です。全身(血行性転移)とは区別しましょう。

「まさかリンパ節転移しているとはショックです。」
⇒ly3+を見る限り「リンパ管⇒リンパ節」へは「比較的」行きやすかったとの印象となります。

「抗がん剤もAC4×T4クールでやるかTACを6クールやるか決めなければなりません。どっちを選んだらよいのか悩んでいます。」
⇒前者が標準です。 因みに当院だと ECx4⇒DTX(T)x4です。(AとEは殆ど同等)