[管理番号:8963]
性別:女性
年齢:59歳
病名:副乳がん
症状:
投稿日:2020年10月27日
左腋窩のしこりに気づき7月摘出手術を受けたところ、副乳がんを告知される。
その後、紹介された現在の病院にて9月、追加で乳房部分切除、リンパ郭清手術。
病理の結果は以下のとおり。
浸潤乳管癌 stage2A トリプルネガティブ 組織学的異形度 3 核
異型度 3
腫瘍の大きさ0.5cm
リンパ節転移 陽性 1/10 脈管侵襲 なし Ki67: 38.6% 断片:陰性
主治医からは、最初の病院での切除で目に見える癌はなくなっており、転移もその時の1個だけだったとの事でしたが今後の微小転移のリスクを減らすためにも、抗がん剤治療を受けてはどうかと勧められています。
具体的にはAC療法3週毎×4回、タキサン(ドセタキセル+シクロホスファミド)3週毎×4回。
11月初旬開始ー。
TNタイプの場合アンスラサイクリン系とタキサン系が推奨されると聞きますが、副作用を知るにつけ、不安な気持ちでいっぱいです。
とくに私の場合、心肥大や不整脈など循環器に課題を抱えているため、日々、時間毎に気持ちが揺らぎ定まりません。
最近もAC療法にはアドリアシンに心毒性があるとの記事を読みました。
そこで、田澤先生に質問させていただきます。
(1)田澤先生が私の状況なら抗がん剤治療を受けますか。
(2)抗がん剤治療を受ける場合、どのような療法を選択されますか。
具体的に薬剤名も教えて頂ければありがたいです。
(3)抗がん剤治療は原則通院治療と聞いているのですが、私のような基礎疾患を抱えている者も通院で大丈夫だと思われますか。
(4)抗がん剤治療は術後どの位までに開始した方がいいのでしょうか。
(5)最近、手術した反対側の腋窩に患部と同じような突っ張りや軽い痛みがあります。
直近に受けたインフルエンザの予防接種の影響かもしれないと
考えていましたが転移の可能性はありますか。
ご回答いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「(1)田澤先生が私の状況なら抗がん剤治療を受けますか。」
⇒勿論です。
循環器内科に確認しますが…
「(2)抗がん剤治療を受ける場合、どのような療法を選択されますか。
具体的に薬剤名も教えて頂ければありがたいです。」
⇒ECx4⇒DTXx4
「(3)抗がん剤治療は原則通院治療と聞いているのですが、私のような基礎疾患を抱えている者も通院で大丈夫だと思われますか。」
⇒当然です。
因みに当院では入院して抗がん剤をすることは絶対にありません。
「(4)抗がん剤治療は術後どの位までに開始した方がいいのでしょうか。」
⇒常識的には3か月以内
「(5)最近、手術した反対側の腋窩に患部と同じような突っ張りや軽い痛みがあります。
直近に受けたインフルエンザの予防接種の影響かもしれないと考えていましたが転移の可能性はありますか。」
⇒絶対にありません。
ご安心を。