乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:5093]
性別:女性
年齢:48歳
はじめまして。
6/(下旬)の乳がん健診で引っかかり、7/(上旬)に乳がんと診断を受けました。
告知時は冷静に考えれてはいたものの色々な情報に不安になり、メールしました。
皆さんのように細かい情報がなくて申し訳ありませんが、主治医からの説明は以下の内容です。
細胞診では非浸潤性乳管がん
ホルモンレセプター(+)ハーセプチン(-)Ki67 25 とのことで、ルミナールB
MRIでは多発するmass 大きさは2cmのものが二個ありエコー上はこの二つがつながっていて5cmほどの大きさの可能性大。
CT上は腋窩のリンパ節(エコー上も) 多臓器ともに転移なし
総合病院でもあるためオペ室の予約を7/(中旬)にと言われ、考える時間をいただきました。
先生は大きさが5cmもあるため手術を急ぎたいとのことでした。
無知の私は抗ガン剤をしてからオペは?と話したところその方向になっています。
しかし、現時点の予定は乳房切除です。
乳房切除に対しての抵抗はありませんが、田澤先生のQ&Aを見る限りでは切除ならば5cmの大きさでも術前化学療法は無意味のように思えます。
また、Ki67 25で、そもそも
抗がん剤治療は必要なのでしょうか?オペ後は放射線治療とホルモン療法と言われていますが放射線をするいみはなんでしょう?田澤先生にオペをしていただきたいと思っていてもオペを早くしないといけないのであれば、日程的に難しいのでしょうか?化学療法開始は7/(下旬)でEC療法2W毎×4 アブラキサン3W毎×4の予定です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者の記載ミスで無い限り、「とんでもない、誤った診療が行われようとしている」ことになります。
「非浸潤性乳管がん」
⇒本当に「非」ですか?間違いないですね?
 もしも(術前組織診断が非浸潤癌なのに)「術前化学療法をしようとしている」としたら、『全く、とんでもない治療(決して行ってはならない治療)』となります。
 ★非浸潤癌には(そもそも)術前にしろ術後にしろ「抗癌剤の適応は絶対にない」のです。
  ♯もしも担当医が「針生検では非浸潤癌でも、腫瘍が大きいから(実際は)浸潤癌の可能性もあるから抗癌剤してもいい」などと考えているようなら、その考えは正さなくてはいけません。
「切除ならば5cmの大きさでも術前化学療法は無意味」
⇒まさに、その通りです。
 これは(非浸潤癌という記載が誤記載であり、実際は浸潤癌だとしても)当て嵌まります。
「また、Ki67 25で、そもそも抗がん剤治療は必要なのでしょうか?」
⇒非浸潤癌なら(当然)不要(というか、絶対に行ってはいけない)ですし、(質問者が誤記載していて、実際は浸潤癌だとしても)不要の可能性は十分にあります。
「オペ後は放射線治療とホルモン療法と言われていますが放射線をするいみはなんでしょう?」
⇒腫瘍の大きさで放射線の適応を決める必要はありません。
「田澤先生にオペをしていただきたいと思っていてもオペを早くしないといけないのであれば、日程的に難しいのでしょうか?」
⇒実際に診察しなくては解りませんが、「非浸潤癌であれば、急ぐ必要は無い」とは思います。
「化学療法開始は7/(下旬)1でEC療法2W毎×4 アブラキサン3W毎×4の予定です。」
⇒そもそも術前抗がん剤としてアブラキサンを用いる事自体、誤りです。
 添付文章をご覧ください「本剤の手術の補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない」とあります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

抗がん剤治療について
性別:女性
年齢:48歳
先日は早々の回答ありがとうございました。
その際の針生検の結果では私の間違いではなく、非浸潤性でしたが、マンモトーム生検にて浸潤性乳管がんと本日診断されました。
組織診の結果が変わった事になります。
やはり、しこりの大きさが5cmと大きいことグレード
3であることからdose-dense療法を術前にすることを勧められました。
Ki67 25%はグレーゾーンであるので、抗がん剤治療は必要ですか?と質問したところ、年齢的なこと、
グレード、しこりの大きさから必要と言われました。
また、術前dose-dense療法に関しては海外では治療成果(再発率?生存率?)が確認されているため、推奨するとのことでした。
抗がん剤治療は必須と言われたことでもショックが大きくありますが、術前に抗がん剤治療をすることに困惑もあります。
6月中旬の診断で長く悩んでもいられないのですが、田澤先生はどう判断されますでしょうか?是非意見をお聞かせください。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
余程、術前抗がん剤治療が好きな医師のようですね。
私は、そんな医師と議論するつもりは全くありません。
「田澤先生はどう判断されますでしょうか?是非意見をお聞かせください。」
⇒失礼ですが…
 前回と回答は一緒です。
 そもそも「Ki67=25で化学療法自体の必要性自体、あやしい⇒それは術後にOncotypeDXする機会があれば解ります」
 更に、術前化学療法の適応は「小さくして温存」です。
 ご本人が、それ(小さくして温存)を望まない限り「術前化学療法を推奨する意味が全くない」わけです。
 ★担当医が(自分が手術をし易いように)「全摘でも術前化学療法をして小さくしたい」と考えているとしたら、困ったものです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

術後の治療について
性別:女性
年齢:48歳
こんにちは。
いつも明確で迅速な回答をありがとうございます。
8/○に右乳房全摘手術が終了しましたので再度質問をさせていただきます。
手術標本では
5cmと言われていたしこりは最大で1.5cmのしこりで2個あったとのこと。
ホルモンレセプター(+)
ハーセプチン(-)
Ki67 26~29%
センチネルリンパ節転移1/1 10㎜
リンパ節郭清0/19
グレード2ということでした。
やはり化学療法推奨で、
放射線治療はリンパ節転移1つの為不必要とのこと。
オンコタイプDXをお願いしました。
この病理の結果でオンコタイプDX low liskと出る可能性はありますか?
またホルモン療法はどのような内容になりますか?
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
手術先行となったようで良かったです。
それにしても「やはり化学療法推奨」という「化学療法好き」の医師には困ったものです。
現時点で「化学療法を推奨」する理由は全くなく(リンパ節転移は全く無関係)
Ki67=26-29%であればグレーゾーンなのでOncotypeDX結果を純粋に待つべきでしょう。
「放射線治療はリンパ節転移1つの為不必要」
⇒これは正しい(ホッとします)

「この病理の結果でオンコタイプDX low liskと出る可能性はありますか?」

⇒かなりあります。
「またホルモン療法はどのような内容になりますか?」
⇒(もしも化学療法をすることになれば)化学療法閉経となるのでタモキシフェン単独となります。
 (化学療法をしないのであれば)「LH-RHagonistの併用が必要か?」が鍵となります。
 年齢的には不要にも思いますが、ASCOのガイドラインでは併用推奨なので…
 
 

 

質問者様から 【質問4】

オンコタイプDXの結果について
性別:女性
年齢:48歳
田澤先生こんばんは。
いつも忙しい時間を割いて質問に答えてくださり、ありがとうございます。
このQ&Aに出会えたことで現状をその都度理解し、不必要に不安になることもなく、治療に臨めていることは紛れもない事実です。
感謝しきれません。
この度オンコタイプDXの結果が出ました。
結果は再発リスクスコア0という結果で化学療法は不必要という結果となりました。
年齢が若いから、顔つきが悪いからという理由で勧められていたとりあえずやっておきましょうは必要なかったということになります。
「とりあえず」は主治医にとっては、保険なのかもしれませんが副作用で苦しむのは患者です。
もちろん効果があることがわかれば、その副作用も受け入れることができると思います。
私のようなケース(当初は術前化学療法まで勧められていました)が少しでも減るようにオンコタイプDXが保険適用になり、検査を受けることが容易になることを祈るばかりです。
少し質問に戻ります。
再発リスクスコア0となったことでリュープリンはせずにタモキシフェンのみの治療でよいのではないかということでした。
先生もそう思われますか?
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「RS=ゼロ」ですか…
さすがに、私も「ゼロ」は見たこと有りませんでした。
「抗癌剤を勧められていた状況」から、一気に(抗癌剤が不要だという以上に)「再発超低リスク」と判明したわけです。
おめでとうございます。
「再発リスクスコア0となったことでリュープリンはせずにタモキシフェンのみの治療でよいのではないかということ」
⇒私も、そう思います。





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