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今後の治療について

[管理番号:2538]
性別:女性
年齢:42歳
初めて質問させていただきます。
去年の12月に乳ガンの告知を受け、1月(下旬)日に右胸の全摘手術を受けました。
ご相談したいのは、今後の治療についてです。
病理結果は、乳頭腺管がん、しこりが4つあり、最大浸潤径が23㎜×18㎜、乳管に非浸潤のがんもあり、全体の広がりは
100㎜×100㎜。
ステージは2aです。
リンパ転移は無し、ER、PgRともに陽性。
Her2は陰性、核異型は2でした。
Ki67は
22.2%です。
私の通っている病院では、Ki67の値が20%までをルミナールAとしているので、私の数字はとても微妙で抗がん剤の使用については本人の意思に任せると言われました。
とても迷っているのですが、しこりが複数あった事や、全体の広がりなども気にして、抗がん剤を使用した方がいい結果でしょうか?
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT2(23mm), pN0, luminal, NG2,
「Ki67の値が20%までをルミナールAとしているので、私の数字はとても微妙で抗がん剤の使用については本人の意思に任せる」
⇒所謂グレーゾーンです。
 ただ、22%ならば「ルミナールA」と(私なら)しますが…
 
「しこりが複数あった事や、全体の広がりなども気にして、抗がん剤を使用した方がいい結果でしょうか?」
⇒それらは全く無関係です。
 化学療法による「上乗せ効果」は7%程度です。
 私であれば「ホルモン療法単独」を勧めるところですが、最終的には質問者ご本人が「その数字をどう感じるか」で決めてください。