[管理番号:6710]
性別:女性
年齢:41歳
田澤先生
初めて質問させていただきます。
7月初めに、しこりを自覚し病院に行ったところ、左乳がんが判明。
乳頭近くにあったため、8月初めに全摘+CTでリンパ腫大あり郭清を行いました。
術後の治療について、抗がん剤が必要か迷っております。
(皆様のように詳しい結果でなく、申し訳ありません)
術前
浸潤性乳管癌(硬癌)
腫瘍の大きさ: 2cm強
核グレード: 1
ホルモン 陽性
HER2 陰性
kiも低そうで、ホルモン剤の治療と聞いていました。
術後
浸潤性乳管癌(硬癌)
腫瘍の大きさ: 3cm弱
核グレード: 2
ホルモン 陽性
HER2 陰性
リンパ節転移なし ly0 v0
ki67 22
主治医は、kiがグレーゾーンで、抗がん剤も効くと思うが、この数字だとやらない人も多いと思う。
抗がん剤をやるか、考えてみてくださいとおっしゃっています。
こちらのサイトを見る限り、抗がん剤が効くかというより、ホルモンにどの程度の上乗せがあるかにも見えます。
(ちょうどコラムがこの辺りでしたので…)
主治医からoncotypeなどの話は出ておりません。
抗がん剤は、すべきでしょうか?
また、oncotypeを申し出たほうが良いでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「主治医は、kiがグレーゾーンで、抗がん剤も効くと思う」
→??
「効くか効かないか解らない」から「グレーゾーン」なのです。
「グレーゾーンで抗がん剤が効くと思う」という発想が誤りです。
「抗がん剤は、すべきでしょうか?」
→Ki67=22はグレーゾーンだから、このままでは不明です。
OncotypeDXすべきです。
「また、oncotypeを申し出たほうが良いでしょうか?」
→その通りです。
質問者様から 【結果2 】
Q&A経過
性別:女性
年齢:41歳
病名:硬癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
先日はご回答いただき、ありがとうございました。
その後、オンコタイプの相談をすべく、病院に行きましたところ、Her2陽性との話しがありました。
ハーセプチン等の抗Her2治療の説明が一切無かったため、私が陰性と勘違いしており、誤った内容を記載していました。
ただ、この病院(都内の個人病院です)から、抗Her2治療は再発・転移したらやれば良い、手駒は残しておきたいとの発言があり、腑に落ちず、セカンドオピニオンを経て、転院しました。
現在は、TC療法とハーセプチンの治療を受けています。
治療法に咄嗟に変だと気付くことが出来、乳がんプラザで勉強しておいて本当に良かったと思います。
ありがとうございました。
<Q&A結果>