[管理番号:8356]
性別:女性
年齢:66歳
病名:乳癌 浸潤性乳管癌、硬癌
症状:
投稿日:2020年3月6日
初めてメールします。
先日、乳癌の診断を受け、今後、CT検査を受ける者です。
病期はⅠ、浸潤性乳管癌、硬癌、サブタイプはトリプルネガティブです。
気になることは、ki67が75.2%であることです。
ネットで見ると、増殖度がグレード3できわめて危険で再発度が高いとありましたが
どのように解釈し、今後のCT検査結果と併せて考えていったら良いでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
せっかく早期(1期)で見つかったのに、ネットのおかしな情報に振り回されるのは止めましょう。
「ネットで見ると、増殖度がグレード3できわめて危険で再発度が高いとありました」
⇒1期ですよ?
ステージとは「何のためにあるのか?」冷静に考えましょう。
「どのように解釈し、今後のCT検査結果と併せて考えていったら良いでしょうか。」
⇒CTは(乳癌以外)異常なしとなるでしょう。(私なら早期乳癌でCTなど撮影しません)
物事はシンプルに…
予後はステージで、治療法はサブタイプで決まるのです。
術後に粛々とトリプルネガティブとしての治療(anthracycline+taxane)を行えば、「結果(予後)は自ずとついてくる」のです。
★ちなみにKi67=75.2%は驚く程の値ではありません。(90%以上もよくあります)
ご安心を。