乳がんは早期発見、早期治療で治せる癌です。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6751]
性別:女性
年齢:48歳
病名:
症状:右脇の違和感、右胸が左より固い感じあり。
分泌型石灰化を入れるflat typeの乳管内病変、乳管近傍間質の石灰化

自分が下記のような診断をされ、もやもやして悩み調べているうちにこちらの質問投稿に出会いました。
お忙しい中、お一人お一人の相談にとても誠実に向き合っていらっしゃる先生に感銘し、是非ともご意見を伺いたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

今通っている病院は検診のみの病院でマンモグラフィーの結果が当日すぐ出ることがよくて、毎年マンモグラフィーとエコー検査をしています。
しかし検査や結果についての言葉が足りなくて不安になることが多く、今後セカンド・オピニオン更に次回の結果次第では病理診断科を検討しています。

今年4月に右胸外側上位辺りが、マンモグラフィーでひっかかり吸引式マンモトーム生検で
所見 R VAB atypical(+)1/6
分泌型石灰化を入れるflat typeの乳管内病変が少数見られ、乳管近傍の間質に石灰化が見られる。
どちらかというと良性の印象ですが、鑑別困難と診断し経過観察適用と診断されました。

その時エコーもしましたが、しこりはありませんでした。

ホルモンタイプにあるようなルミナールA、Bなどのタイプとこのflat typeというのは違う種類のタイプですか?字のごとく平らなという意味で、ホルモンのタイプではなく、ただ単に形状のことなのでしょうか?
atypicalとは何を意味しますか?
+は陽性を表すのですか?
1/6は何を表しますか?
それから私の行っている病院の先生は、この診断結果に対してしこりは長年かけてできるものだから、1年に一回検査にくれば充分だと言っていました。
しかしこちらに投稿された方の中に、1年前にマンモグラフィーで何も写っていなかったのに、1年後に検査したら悪性の1.5cmのしこりが見つかったとありました。
タイプによって増殖が早い乳癌もあるし、上記の例もあるので、1年に一回の検診をうのみにしてよいものなのか、後でもう少しとかもっと早く行っておけばと後悔したくないので、1年ではなく8、10ケ月後くらいに検診に行ってもよいものか教えて下さい。

確かに病院の回答に検診は1年に1回マンモグラフィーとエコー検査がよいと記載があったのは読んでおります。
しかしもやもやする限りなく黒に近いグレーゾーンの結果とこれからも向き合っていくために、今後私自身cmよりミリ単位の超早期発見に努めたいと思うため、今一度教えて頂きたいのです。
ちなみに放射線による被爆は乳癌検診以外は年一回の市の肺がん検診だけです。

今の病院の病理は、○○乳腺病理部長のクリニックで乳ガン専門の病理で、そこで組織判断されています。
また
検診の病院の組織判断に何かあれば責任を取りますとホームページに記載もあり、1年1回の検診でよい理由をうちの病理判断は絶対大丈夫の勢いで言われたので、そこまで断定的な言い方をされると、素晴らしい先生なのはよくわかりますが、見落としが絶対ないってこと?!、責任を取る?!
って本当かな?!と返って大丈夫かと不安になり、主人とも病院を変えた方がいいかどうかも悩んでいます。

乳癌専門医の先生はよくご存知かと思いますので伺いたいのですが、次回以降病院の病理判断を100%信じていってよいか、病理診断をセカンド・オピニオンとして病理診断科にお願いした方がよいかということです。
時間や手間よりもとにかく超早期発見したいので、一般論というよりも専門医の先生ご本人が、もし乳癌だったらどういう風に考え行動を取られるかで、教えて頂けたら本当に心強いです。
宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問者は、このブログ内の今週のコラムを読んでいらっしゃらないようですね。
まずは『今週のコラム 134回目 これでADHならば「ADHは確定診断」してもいいのです。(FEAも同様)』をご一読ください。(この中にでてくるFEA=flat epithelial
atypiaが質問者のflat typeの乳管内病変と一致します。)

〇質問者は病理を気にしているようですが、それは(私からみれば)本質ではありません。
 基本的にFEA, CCH, ADHなどは「針で行う組織診断だけでは不十分」であり、『病変全体で評価すべき』ものなのです。★これについては、次回の今週のコラムで再度解説します。(今、決めました)

「ホルモンタイプにあるようなルミナールA、Bなどのタイプとこのflat typeというのは違う種類のタイプですか?字のごとく平らなという意味で、ホルモンのタイプではなく、ただ単に形状のことなのでしょうか?」
→冒頭で示したコラムを読んで、勘違いに気付きましたね?

 Flat typeとはこのFEAを言っているのです。

「atypicalとは何を意味しますか?+は陽性を表すのですか?1/6は何を表しますか?」
→atypicalとは「異型」のことで、上記FEA,ADH,CCHなどに見られる異型です。(低異型の癌と本質的にはかわりません)

「1年に一回検査にくれば充分だと言っていました。」
→これは誤りです。

 その医師には「FEAなどatypia病変は病変全体で評価すると、癌がすでにあるかもしれない」という認識が欠如しているようです。

「私自身cmよりミリ単位の超早期発見に努めたいと思う」
→それであれば、尚のこと迷う必要はありません。

 病変全体の評価(外科的生検)が必要です。
 これは「今週のコラム134回目にある図」を参照してください。(最低限excisional biopsyが必要だし、「marginをつけての部分切除」でもいいのです。

「次回以降病院の病理判断を100%信じていってよいか、病理診断をセカンド・オピニオンとして病理診断科にお願いした方がよいかため、今一度教えて頂きたい」
→これは「本質から外れた」話です。

 これらの異型病巣は「限られた(針生検の)病変」だけを、「どんな(偉い?)病理医が見てどんな診断を下すのか?」は本質ではありません。(病変全体で評価すべきなのです)

「時間や手間よりもとにかく超早期発見したいので、一般論というよりも専門医の先生ご本人が、もし乳癌だったらどういう風に考え行動を取られるか」
→病変全体での評価です。





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