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肝転移疑いとその後の治療について

[管理番号:7455]
性別:女性
年齢:34歳
病名:乳癌
症状:胸のしこりのみ

質問コーナー拝読させて頂いており大変参考になります。

ありがとうございます。

先日乳癌の診断を受けました。

下記質問への返答を何卒お願い致します。

現時点で分かっていること。

・しこりの大きさ1.9センチ
・現時点でのリンパ節転移はなさそう
・ルミナルールA型
半年前にしこりを発見し経過観察しておりましたが、針生検にて乳癌が分かりました。

術前検診で画像(MRIとCTとエコー)で、肝転移疑い。
血管腫と肝転移か検査技師の間でも意見が確定せず、肝臓内科受診してからの肝生検になりそうです。

ここで質問です。

①転移の可能性はございますか?
②肝生検までしないと鑑別出来ないケースも多いのでしょうか?
③もしも転移だった場合は手術はしないようです。
どのような治療になりますか?
ルミナルールA型には抗がん剤は適さないと認識しております。

不躾な質問になり大変恐縮ですが、何卒ご回答をお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

画像を見ていない私が断言することはできませんが…
常識的に考えれば「圧倒的頻度で」肝血管腫でしょう。(今は余程の進行がんでない限りは術前検査でCTを撮影することはありませんが、仙台時代にルーティンでCT撮影していた時には、「肝血管腫はかなり、しばしば」ありました)

「①転移の可能性はございますか?」
→上記通り。
 常識的には「肝血管腫」でしょう。(造影CTすれば、区別できるようにおもいますが)

「②肝生検までしないと鑑別出来ないケースも多いのでしょうか?」
→一度も肝生検したことありません。

「③もしも転移だった場合は手術はしないようです。」
→万が一転移だとしても(かなり可能性は低いと思いますが)

 肝転移がコントロールされたら、手術しましょう。