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化学療法と予後について

[管理番号:3346]
性別:女性
年齢:36歳
はじめまして。
先日乳がんと診断され、全摘手術ののち術後のペット検査が終わりました。
今後、化学療法予定です。
何点かご質問させてください。
○病理結果
腫瘍径0.7cm×0.7cm(in situ ca含む
6.3×5.8×2.2cm)
核グレード3
ER:(8)、PgR:(8)、Her2:3強陽性
100%
リンパ節転移 SNB1/6
UICC7版:pT1b pN1mi M0 ステージⅠB
規約17版:pT1b pN1mi M0 ステージⅡa
外側断端がin situ caが陽性(1×0.2cmの
範囲)です。
○質問
・病院からもらった病理検査結果にステージが二つ書いてありました。
一般的に使われる
基準から見ればⅡaとなりますか?ステージⅠに限りなく近い?といった前向きな捉え方はできますか?
・手術前の検査で腫瘍の大きさが1cm×1cmでしたが、いざ切除してみると0.7cm×0.7cmでした。
思ったより小さくうれしかったのですが、医師からは『針検査でガン細胞の一部が吸い出された結果、小さくなっただけだからぬか喜びしないよう』言われました。
そんなことってありますか?
・全摘なのに断端陽性となることはあり得るのでしょうか?どういった場合が考えられますか?
・SNB1/6と記載があったのですが、センチネルリンパは6個もあるのでしょうか?イメージだと「一番手前の1個」という認識です。
また、リンパ節への微小転移(1mm)が1つ見つかりましたが、放射線は行わない予定とのことです。
問題ありませんか?
・化学療法について、FEC4回(3週毎)→タ
キサン系4回(3週毎)、ハーセプチン18回?
→ホルモン剤5年の予定ですが、妥当な内容でしょうか?
私自身の考えとしては、子供がいますので、
再発転移の可能性を少しでも減らしたく、やれることは全部やりたいです。
(とはいえ、
ほぼ効果ない無駄なものは嫌ですが…)
・転移再発率は何%くらいでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1b(7mm), pN1mi, pStage2A, luminalB(HER2陽性)ですね。
腫瘍径が小さく迷うところですが、5mm以上なので抗HER2療法の適応となります。
(年齢的にも若いし、勧めるとは思います)
「基準から見ればⅡaとなりますか?ステージⅠに限りなく近い?といった前向きな捉え方はできますか?」
⇒実際に「1期と同等」です。
 「微小転移」は予後に影響しないという報告があります。
「・手術前の検査で腫瘍の大きさが1cm×1cmでしたが、いざ切除してみると0.7cm×0.7cm」「そんなことってありますか?」
⇒そもそも「画像診断」と「病理診断」での大きさに乖離があるのは当然のことです(逆に1mmも違いが無い事は殆どありません)
「・全摘なのに断端陽性となることはあり得るのでしょうか?どういった場合が考えられますか?
⇒全摘での断端陽性はありません。
 乳腺を全切除していれば大丈夫です。
「・SNB1/6と記載があったのですが、センチネルリンパは6個もあるのでしょうか?
イメージだと「一番手前の1個」という認識です。」

⇒質問者の認識は正しい
 本当は1個です。実際には「センチネルリンパ節(1個)」+「追加郭清(5個)」しているようなものです。
「また、リンパ節への微小転移(1mm)が1つ見つかりましたが、放射線は行わない予定とのことです。」
⇒不要です。
 
「化学療法について、FEC4回(3週毎)→タキサン系4回(3週毎)、ハーセプチン18回?→ホルモン剤5年の予定ですが、妥当な内容でしょうか?」
⇒やり過ぎです。
 質問者の場合には低リスクとして「非アンスラサイクリンレジメン」でいいと思います。(提示されているのは、アンスラサイクリン+タキサンの最強レジメンとなります)
「・転移再発率は何%くらいでしょうか?」
⇒申し訳ありませんが…
 今、NewAdjuvant.comが繋がらない状況になっています。
 この状況が暫く続くようなら「お知らせ」でインフォメーションしようと思っています。



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