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術前病理結果について

[管理番号:6868]
性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:胸のしこり、乳癌か乳腺症

はじめまして。

数年前から経過観察している胸のしこりがあり、定期通院をしていました。

9月にA病院にてマンモトーム生検を行い、
ホルモン陽性、HER2陰性、Ki67は2%の浸潤がんと診断されました。

腫瘍の大きさは約3センチあり、
全摘も視野に入れてと言われましたが
温存で行うことを決めました。

MRIの造影剤には反応あり、
マンモグラフィは構築の乱れが元々あります。

エコーもギザギザしてはいますが、腫瘍の形がはっきりせず、
触れてもはっきりしないタイプと言われております。

その後A病院には放射線施設がないこと、
長く仕事と両立して通うことを鑑みて、
B病院に転院を決め、昨日訪問したところ、
B病院の病理結果では、良性腫瘍とのこと。

先生の説明では「ほぼ白」とのことでした。

検体は共に9月に行ったマンモトームのプレパラートですが、
こんなに診断がずれることはあるのでしょうか。

また先生ならどのようなアドバイスをされますでしょうか?

ご意見賜りますようよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「検体は共に9月に行ったマンモトームのプレパラートですが、こんなに診断がずれることはあるのでしょうか。」
⇒稀にあります。

「また先生ならどのようなアドバイスをされますでしょうか?」
⇒もしもここで「病理のセカンドピニオン(例えば坂〇先生など)」したとして、質問者は本当に安心できますか?

 私であれば…
 一度「癌」と言われた以上、(経過観察とすると)「もしかして実際に癌であって、(経過を見ているうちに)進行するかもしれない」という不安にさらされることになります。

 ということで…
 腫瘍の摘出 (勿論、確定診断のないなかで全摘は絶対にしてはいけません)です。