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術後内出血

[管理番号:8640]
性別:女性
年齢:58歳
病名:浸潤性乳管がん
症状:
投稿日:2020年6月16日

三週間前に左乳房、浸潤性乳癌がんで温存手術とセンチネルリンパ生検しました。
術後に乳房より内出血があり、傷口にも少し出血が出ていました。
出血は乳房外側にあり、その日には治ったようですが、左乳房全体に内出血跡が広がり腫れもあります。
当初は血腫になっていた様ですが今は
だいぶ液状になり、このまま吸収されるので心配ないとの話です。

今日、こちらのサイトを読ませて頂いていて、以前のブログで「正確な手術(出血や副損傷を作らない手術)は術後の経過の良さに影響するが、それと同じかそれ以上に遅発性の合併症や局所再発に有利」との話を見つけました。

それを読んで心配しています。
内出血があったことで、局所再発にどういう風に影響すると考えられのでしょうか。
私は条件が合えば術後の放射線治療はしない方向で考えていますので(今、病理結果待ちです)不安になっています。

それから溜まった血液は注射器で抜いた方が良いのでしょうか。
張りや痛みはありますが,当初よりは徐々に楽になってきていて、どうしても抜きたい程でもなかったので、自然に吸収されるのを待っています。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「それを読んで心配しています。
内出血があったことで、局所再発にどういう風に影響すると考えられのでしょうか。」

⇒勘違いですね。

 不正確な手技⇒内出血の原因⇒内出血すると局所再発のリスク ではなく、

 不正確な手技⇒内出血の原因
   ↓
  局所再発のリスク

 ★つまり内出血と局所再発のリスクが直接関係していません。(それぞれ別々のリスクとなります)

「それから溜まった血液は注射器で抜いた方が良いのでしょうか。
張りや痛みはありますが,当初よりは徐々に楽になってきていて、どうしても抜きたい程でもなかったので、自然に吸収されるのを待っています。」

⇒それであれば自然吸収でいいと思います。