乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6348]
性別:女性
年齢:35歳
田澤先生、はじめまして。
ふだんからこちらで勉強させていただいております。
今回は自分のことでご質問させていただきます。
2月に多発性乳がんだと診断をうけ、4月に全摘。
先日、病理結果をうけ、化学療法を選択することになりました。
ホルモンは二つとも陽性
HER2は1+で陰性
ki67は16%
浸潤径は28×40
グレード3
遠隔転移はありませんが、リンパ転移は3/1
1(すべてセンチネル)でした。
先生はグレードのこと、
リンパ転移の数のこと、
あと年齢のことから化学療法をすすめられます。
内容はFEC×4、
WPTX×12です。
FECは副作用が強いと聞くので、それをお伝えすると、TC×4でもいいとのこと。
それでもやはりFECがいいとは言われています。
そこで質問です。
FECとTC、どちらを選ぶべきでしょうか。
生存率に大きな違いはあるでしょうか。
また、田澤先生がよく言われる、ACやECの説明は一切ありませんでしたが、これはあまり私には合わないのでしょうか。
もし、適用なら、FEC、TC、AC、ECの違いを教えてください。
あと、グレードのことを、主治医は気にされています。
田澤先生は気にすることないと言われますが、それはなぜでしょう。
また、いろいろなソフトでグレードを2と入力するのと3と入力するのとでは、生存率に大きな差がでるのはなぜでしょうか。
たくさん質問しましたが、今後のことを決めるに当たって、極めて重要な内容だと考えております。
お忙しいなか恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
物事はシンプルに考えましょう。
抗癌剤は、それにより「上乗せ」が有る時に行うものです。
「グレードが高いから」とか「リンパ節転移があるから」というのは再発リスクの面では不利だとは思いますが、「抗癌剤により上乗せがあるのか?」とは無関係です。
 また、「年齢が若いから」は、「再発リスクとも上乗せとも無関係」です。
☆私であれば、物事はシンプルにKi67=16%はルミナールAであり、抗癌剤による上乗せは無い=ホルモン療法単独とします。
 ホルモン療法単独を選択する私が、今回の質問者のQに対して回答することが妥当かどうか?
「FECとTC、どちらを選ぶべきでしょうか。」
⇒私はどちらも選択しません。
「生存率に大きな違いはあるでしょうか。」
⇒無いでしょう。
「ACやECの説明は一切ありませんでしたが、これはあまり私には合わないのでしょうか。」
⇒同じ「アンスラサイクリン」としてFECを提案しているようです。
 FECのEはエピルビシン(ファルモルビシン)でありECのEと同様です。
 
「田澤先生は気にすることないと言われますが、それはなぜでしょう。」
⇒治療方針と無関係だからです。
「生存率に大きな差がでるのはなぜでしょうか。」
⇒予後因子の一つかもしれませんが、予後因子としては「腫瘍径」と「リンパ節」には敵わないのです。
 また、そもそも「予後因子」であることと「治療方針」とは無関係です。
 ☆「グレードが高い」とか「リンパ節転移が多い」とか「腫瘍径が大きい」と「抗癌剤をすることで上乗せがある」こととは全く無関係なのです。
 
 

 

質問者様から 【質問2 術後の治療について】

性別:女性
年齢:35歳
田澤先生、早速のお返事をありがとうございました。
ルミナールaの場合、
術後の治療について質問した者です。
私としましても、先生がおっしゃるように、ホルモン治療だけを選択したいと思っております。
そこで、最後に気になっていることを少しだけお聞かせください。
まず、核グレードについて。
先生は治療とは直接関わりがないとおっしゃっていました。
ですが、predictでは、グレードを3と入力するだけで、生存率ががたんと落ちてしまいます。
これはなぜですが。
また、そもそも、核グレードとは、もともとの癌の部分のグレードですか、それとも、そこから散らばっている癌細胞すべてに当てはまる数字なのでしょうか。
次に、私の場合、化学療法が必要ないと言っていただけました。
にもかかわらず、データとして、
する場合としない場合とでは、生存率が10%以上変わってしまうのはなぜでしょうか。
これらについて教えていただきたく思います。
また、再質問は時間をあけてするのが原則かと思います。
数日後には、病院に答えを出さねばならないので、今回の無礼をお許しください。
質問については、これが最後になるかと思います。
本当にありがとうございました。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
明らかに、誤った理解をしているので、良く頭を整理してご理解ください。(同じ質問には何度も回答はしません)
○前回のこの文章を何度も読んでご理解ください。
 (以下、引用)
 また、そもそも「予後因子」であることと「治療方針」とは無関係です。
 ☆「グレードが高い」とか「リンパ節転移が多い」とか「腫瘍径が大きい」と「抗癌剤をすることで上乗せがある」こととは全く無関係なのです。
「核グレード」「治療とは直接関わりがないとおっしゃっていましたが、predictでは、グレードを3と入力するだけで、生存率ががたんと落ちてしまいます。これはなぜですが。」
⇒以下の内容を「頭を整理して」よく考えてください。
 「生存率が下がること」と「化学療法が有効であること」が、同じことだと思っているのですか??
  逆に言うと(質問者は)「生存率が低い場合には抗癌剤が有効であり、生存率が高い際には抗癌剤は効かない」と本気で思いますか??(実際は、抗癌剤は「抗癌剤が効くタイプ」には効くし、「抗癌剤が効かないタイプ」には効かないのです)
  
  
 
 ○核グレードが高いと生存率が下がるとして、「生存率が低い=抗癌剤が効く」という理解(そのもの)が完全な誤りなのです。
 ♯生存率と抗癌剤の効き易さは全く無関係(生存率が十分高くても抗癌剤が効き易いものもあれば、生存率が低くても抗癌剤が効きにくいものもあるのです。)
「もともとの癌の部分のグレードですか、それとも、そこから散らばっている癌細胞すべてに当てはまる数字なのでしょうか」
⇒考え過ぎです。
 どちらも同じです。
「データとして、する場合としない場合とでは、生存率が10%以上変わってしまうのはなぜでしょうか。」
⇒これも「完全な誤り」
 そもそもルミナールタイプでの、このての統計は「ルミナールAとBが混ざっている」ので全く無意味な数字です。(つまり、その数字自体が「誤り」なのです)
 ☆もしも本当に生存率が違うのか確認したければ「OncotypeDX」してみましょう。
  (これは、再発率をルミナールタイプAとBに分けているので)「質問者の再発率及び化学療法による上乗せ」の本当の数字が解ります。





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