乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3657]
性別:女性
年齢:48歳
はじめまして。
術後、こちらを拝見させていただいているものです。
今年の6月、左胸の上に小さなしこりの自覚があり、
マンモグラフィ、視触診、エコー後、細胞診でクラスⅤの悪性のがんと診断されました。
(いわゆる総合病院で乳腺外科の専門医がいるところです。
告知は8月初旬でした。)
医師の見解は「非浸潤性の乳管がん」ということでした。
(細胞診での検査結果の詳細はいただいていません)
早目に手術をしたほうがいいと言われ、私自身、乳がんについての知識もあまりないまま、8月中旬に左胸乳房温存術と腋窩郭清の手術を受けました。
センチネルリンパ節生検はしない病院ということでした。
たった、ひと月前のことです。
術後、乳房の切除部分の痛みより、腋窩郭清による左腕や肩部分の痛みや
不自由さに、今現在リハビリをしながらも、リンパ節を郭清したことは本当に後悔しています。
もう少し時間をかけて調べたり、センチネル生検をやってくれるところを探すべきでした。
もうもとには戻せませんが…。
術後の病理結果は
Left breast,partial resection:
Invasive ductal carcinoma, papillotubular type (Ductal carcinoma in situ with focal invasion).
Surgical margin:(-),ly(-),v(-),n(-)=0/7, pT1a
4.5×2cm大の範囲にcribriform状で一部comedo necrosisを伴う
DCISが広がっている。
そのうち一部に浸潤がんが確認される。
癌の径は、1.5mmでpT1a。
DCISが主体の乳頭腺管がんと考える。
乳房が薄いため、深部断片にDCISが近接しているが、断片は陰性。
リンパ節に転移はなく、脈管浸襲も認めない。
(Level Ⅰ:0/5、検体内LN:0/2)
ER:(+)、PgR:(+)、
HER2(-)
*HercepTestスコア:0(組織学的にはInvasive carcinomaとの記載
あり)
Ki67 labeling index:40%
となりました。
標準治療では、温存をした場合には術後、放射線治療を行うと思いますが
私はできれば放射線治療を行いたくないと医師に申し上げたところ、
この結果であれば放射線はかけなくても、まあいいでしょうとの答えでした。
担当の医師は、温存後は放射線治療をするのが普通だが、放射線治療をすると、
皮膚が伸びなくなったりして再建をする際、きれいにならないことが多い、
この病理結果であれば、省略もありかというようなお考えでした。
(私はもう手術は2度としたくないと思っているので、形を整えるためだけに再建手術をするつもりは、まったくありません。)
今後はホルモン療法でタモキシフェンを5年から10年、服用することが望ましいと言われました。
副作用については更年期障害とだいたい同じとの回答でした。
(現在48歳ですが、まだ閉経はしていません。)
私としては、腋窩郭清をしたことの後悔が大きく、できればこの先、
もうどんな治療もしたくないというのが本音です。
副作用は個人個人で違ってくるのは理解していますが、副作用に耐えてまでホルモン療法をする必要があるのかと考えています。
(昨年、大きめの子宮筋腫が見つかり、子宮体がんの検査でひっかかったことも関係しています。
この上、子宮までがんになったらと思うと…
ただ、これも自分で調べてわかったことで、そのあたりについての注意は担当医師からはありませんでした。)
不安なのは、早期でDCISが主体の乳頭腺管がんとはいえ浸潤部分が
あったこと、それから、Ki67が40%というところです。
お伺いしたいのは(わがままなのは承知ですが)、私の病理検査の結果で
乳房温存術後、放射線・ホルモン治療をした場合と、放射線治療もホルモン療法も行わなかった場合、再発する確率はどのくらい違ってくるのでしょうか?
担当医師に従い、ホルモン療法をするべきなのでしょうか?
(このひと月、考えすぎてしまって、何をしたところで、再発する時は
再発するのではないかと思うようになっています。)
田澤先生でしたら、どのようにお考えになられますか。
ご回答いただければ幸いです。
どうか、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1a=1.5mmであれば、ホルモン療法さえ必要かどうか?というレベルです。 抗ガン剤など1秒も考えてはいけません(この場合Ki67など完全に無視です)
ただし「非浸潤癌として45mmの拡がり」があったのですから、「放射線照射こそ(ホルモン療法に比べ)必須」と考えます。
「私はできれば放射線治療を行いたくないと医師に申し上げたところ、この結果であれば放射線はかけなくても、まあいいでしょうとの答え」
⇒全く賛成できません。
 質問者の場合には(pT1aなのだから全身療法であるホルモン療法よりも)むしろ
「局所療法である放射線照射」が大事なのです。
「副作用は個人個人で違ってくるのは理解していますが、副作用に耐えてまでホルモン療法をする必要があるのかと考えています。」
⇒当然、(副作用があれば)中止すべきです。
 最初からホルモン療法すべきか?という程度の話です。
「不安なのは、早期でDCISが主体の乳頭腺管がんとはいえ浸潤部分があったこと、それから、Ki67が40%というところです。」
⇒pT1aなので、無関係です。
「乳房温存術後、放射線・ホルモン治療をした場合と、放射線治療もホルモン療法も行わなかった場合、再発する確率はどのくらい違ってくるのでしょうか?」
⇒質問者は「局所療法」と「全身療法」をごちゃ混ぜにしています。(さらに局所再発と遠隔転移再発もごちゃ混ぜにしています)
 局所と全身にきちんとわけましょう。
 ①局所療法として「放射線照射を選択しない」場合には「局所再発(温存乳房内再発)」は3倍となります。
 ②全身療法として「ホルモン療法を選択しない」場合の「(全身)遠隔転移再発」は殆ど変わらない
 と思います。
  だから①を勧めるわけです。
  ♯担当医は①を勧めず②を勧めていることには強い違和感があります。
「担当医師に従い、ホルモン療法をするべきなのでしょうか?」
⇒しなくてもいいと思います。
「田澤先生でしたら、どのようにお考えになられますか。」
⇒上記コメント通りです。
 物事は整理して考えましょう。
 質問者の場合に気をつけるべきは「局所」なのです。





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