[管理番号:3295]
性別:女性
年齢:42歳
 はじめまして。
いつも拝見させて頂いております。
 術後の治療について、先生のご意見を頂きたくメールさせて頂きました。
 左乳癌にて、6月始めに全摘(私の希望にて)術施行。
病理結果が以下となります。
 腫瘍径   50×25×20
 浸潤径   11×10×10
 センチネル -
 乳腺内進展  +
 組織型  invasive micropapillary
        carcinoma
 核グレード 2(異型 2+核分裂 2)
 脈管侵襲 ly 1    v 1
 ER 80%   PgR 50%  Her2 陰性
 ki 20%
私はルミナルAでホルモン療法でと思っているのですが、
主治医は組織型がまれであること、脈管侵襲がある事、ki67が20%であるため、抗がん剤も考慮すべきとの事、
抗がん剤も組織型を考えると、タキサンよりアンスラをとの事。
こちらのQ&Aを拝見すると、脈管侵襲・組織型は考慮しなくてもよいのでは…と思うのですが、私があまり抗がん剤に乗り気ではないと伝えると、オンコタイプDXをしてみてはと言われました。
先生でしたら、どのような治療を提示なさいますか?
ご回答よろしくお願いいたします。
 
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
pT1c(11mm), pN0, lumianlA
質問者の言う通り「ホルモン療法単独」です。
「主治医は組織型がまれであること、脈管侵襲がある事、ki67が20%であるため、抗がん剤も考慮すべき」
⇒全く根拠不十分です。
 無意味です。
 
「オンコタイプDXをしてみてはと言われました。先生でしたら、どのような治療を提示なさいますか?」
⇒タモキシフェン単剤です。
 ただ、どうしても不安ならば「OncotypeDX」をすれば確認できて、しかも「担当医を納得させられる」でしょう。