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授乳中の疾患

[管理番号:7346]
性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:授乳中のミルクの溜まり

こんにちは。
気になることがあり質問させていただきます。

現在2才半の子の授乳中で、気になる箇所があったので、昨日乳腺外科にてお医者様にエコーで見ていただきました(1年4か月ぶりの受診)。

気になるところは大丈夫だったのですが、
他の場所に楕円形の影がエコーで確認され(前回はなかった)、「ミルクが溜まったもの。
卒乳後半年くらいしたらまた来てください」(血流はないとのこと)
とのことで、
「心配ないものということですか」と聞くと「はい」と言われたと記憶しています。

そのときは安心して帰ったのですが、「卒乳後また来てください」という言葉が気になってしまいました。

そこで質問なのですが、

①心配ないと言われたはずなのに、卒乳後再度受診ということは100%良性ではない可能性があるのでしょうか。

「ミルクが溜まったもの(血流なし)、心配ない」という言葉を信じ、嚢胞内腫瘍などの可能性を疑わず、安心して良いのでしょうか。

(血流のない嚢胞内腫瘍は存在しますか?)

それとも、もう少し早めに再受診した方が安全でしょうか

②(確か黒っぽい)楕円形でミルクが溜まった状態ということは、ミルク嚢胞と考えていいのでしょうか。

(黒っぽく写っていても良性ということはあるのでしょうか)

また現在は授乳初期に比べ、そんなに詰まっている感じがしないのですが、それでも授乳中である以上は ミルクが溜まったものができるのでしょうか。

③エコーで指摘されたものは お医者様の触診では確認されず、また、田澤先生のホームページで紹介されていた通りの自己検診をしても確認できないものでしたが、

今後自己検診をして、もし触れるようになったとしたら、すぐに受診した方が良いでしょうか。

④出産前に同じような場所に良性のしこりができ、その後授乳中に消えたのですが
(エコーで確認)、また同じような場所に今回の影が現れました。

その部分にできやすいということはあるのでしょうか。

あるとすれば予防する方法はありますか?

せっかく受診したのに不安が拭えず、
心配性な性格が嫌になってしまいますが、
お答えいただけましたら大変嬉しく思います。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①心配ないと言われたはずなのに、卒乳後再度受診ということは100%良性ではない可能性があるのでしょうか。」
⇒深読みしすぎです。

 文字通り「心配ない」と思いますよ。
 「また来てください」は客商売の常套句ですよ?

「嚢胞内腫瘍などの可能性を疑わず、安心して良いのでしょうか。」
⇒その通り。

「それとも、もう少し早めに再受診した方が安全でしょうか」
⇒その医師を信じてあげましょう。

「ミルク嚢胞と考えていいのでしょうか。」
「授乳中である以上は ミルクが溜まったものができるのでしょうか。」

⇒その通り。

「今後自己検診をして、もし触れるようになったとしたら、すぐに受診した方が良いでしょうか。」
⇒そんなこと(触れるようになること)は無いと思いますよ(その医師を信用しましょう)

「その部分にできやすいということはあるのでしょうか。」
⇒たまたまです。(嚢胞がどこにできるか?など、どうでもいいことです)

「せっかく受診したのに不安が拭えず」
⇒信用することが重要です。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

授乳中の自己検診での不安
性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:
投稿日:2020年1月23日

こんばんは。

前回質問をさせていただき、気持ちが軽くなり、大変感謝しています。
ありがとうございました。

エコー検査から約9か月経ったのですが、
気になることが出てきたので、質問させていただきます。

34才、1日に1~2回程度授乳中です。

9か月前のエコーでは左胸にミルクのたまったものがあるとのことでした。

そして数日前の自己検診で、あまり力を入れないように触ってみたところ、ゆるやかな段差?みたいなものや、筋のようなもの、
また授乳から時間が経ったときには、奥の方で塊?のようなものを感じたりして不安になっています。
(授乳直後に触ると、気のせいかもしれませんが、この塊のようなものはには触れません。
上記の ゆるやかな段差や筋のようなものには、授乳直後でも触れる場合があります)

チェックする角度(横向きになでるか縦向きか)によって、触れたり触れなかったり、ちょっと力加減が変化すると全然触れ方が違うので、とまどう気持ちもあります。

お聞きしたいのは

1、このまま自己検診を続けるのか(その場合どれくらいの期間?)、それともすぐに受診した方が良いのか

悪いものがある可能性は高いのか

(卒乳半年後に受診と言われているので、
まだ卒乳前に行く勇気がないのですが、もし悪いものの可能性があるのなら、早く診てもらいたい気持ちもあります)

2、筋のように触れたり、ゆるやかな段差のように触れる部分が、エコーでミルクがたまったものと言われた部分に近い気がするのですが、ミルク嚢胞はこのような触れ方をするのでしょうか。

それとの近くの固くなった乳腺に触れている可能性が高いのでしょうか

3、田澤先生のおっしゃるとおり自己検診はさーっとするように心がけていますが、
同じように触っているつもりでも、何かに触れるときと触れないとき、柔らかく触れるとき、硬めに触れるとき、力加減が小か中かによっても全然感覚が違うのですが、授乳の影響もあるのでしょうか。

4、医師がおっしゃった「卒乳後半年」というのは何を見ようとされているのでしょうか。

大きくなったら危険なのか、消えていないと危ないのか、
消えていなかったら針生検もあり得るのでしょうか。

田澤先生は、ミルク嚢胞の場合でも半年後の再受診をすすめられていますか?

長文になってしまいましたが、
どうにかこのモヤモヤからの解決方法を探したく、質問させていただきました。

ご回答いただければ嬉しいです。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「前回質問をさせていただき、気持ちが軽くなり、大変感謝しています。」
→カウンセラーでない私には、「過ぎた」お言葉です。

「チェックする角度(横向きになでるか縦向きか)によって、触れたり触れなかったり、ちょっと力加減が変化すると全然触れ方が違うので、とまどう気持ち」
→冷静になりましょう。

 もしも「本物」ならば、「触れたり触れなかったり」することはありません。
 つまり、「偽物の証」と言えます。

「1、このまま自己検診を続けるのか(その場合どれくらいの期間?)、それともすぐに受診した方が良いのか」
→受診は「もちろん」不要です。

 それよりも「自己検診しすぎ」のようです。(無駄な心配に悩むのは身体に悪いですよ?)
 自己検診は「月に1回」でいいのです。

「悪いものがある可能性は高いのか」
→極めて低いです。

「筋のように触れたり、ゆるやかな段差のように触れる部分が、エコーでミルクがたまったものと言われた部分に近い気がするのですが、ミルク嚢胞はこのような触れ方をするのでしょうか。」
→嚢胞は(そもそも)触れません。

「筋のように触れたり、ゆるやかな段差のように触れる部分」
→これは「気にする対象」ではそもそもありません。
 「ビー玉以上のしこり」を感じたら受診しましょう。(自己検診で「それ以下の微妙な所見」は、全て無駄な心配と心得ましょう)

「それとの近くの固くなった乳腺に触れている可能性が高いのでしょうか」
→授乳期だから、ミルクのうっ滞などで硬くなったりはします。

「何かに触れるときと触れないとき」
→本物は「触れたり触れなかったり」しません。(本物は消えたりすることはないのです)
  偽物の証拠と言えます。

「医師がおっしゃった「卒乳後半年」というのは何を見ようとされているのでしょうか」
→前回のコピペ

 『「また来てください」は客商売の常套句ですよ?』

「大きくなったら危険なのか、消えていないと危ないのか」
→嚢胞に危険なものはありません。

「消えていなかったら針生検もあり得るのでしょうか。」
→ありません。
 ご安心を。

「田澤先生は、ミルク嚢胞の場合でも半年後の再受診をすすめられていますか?」
→私は商売気が無いので…

 無駄な受診を勧めたりはしません。