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乳がん自家組織再建後胸や背中の痛み

[管理番号:8025]
性別:女性
年齢:44歳
病名:乳がんステージ2bルミナルA
症状:胸が痛む

三年前乳がんステージ2bでルミナルAでホルモン治療をしています。
最近再建した脂肪がなくなり助骨あたりが痛く痛みの胸をおすと少しパキパキと音がするような感じで背中のほうも痛みが少しあります。
助骨転移なのか心配してるのですがほかに違うような所見あるのでしょうか。
よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「助骨転移なのか心配してるのですがほかに違うような所見あるのでしょうか。」
→疼痛に対して骨転移の可能性を完全に除外することはできません。(レントゲンを撮影すれば、除外できますが…)

 ただ、よく考えて欲しいのですが、「骨転移は血行性転移」であり、癌が直接その場に浸潤するわけではないのです。
 その痛む部位が「再建した部位」だとすると、『血管の中をめぐる癌細胞がたまたま、腫瘍のあった近傍に転移する』という想像をすることは確率的にどう思いますか?

 再建した部位に「たまたま血行性転移」が生じるよりは、「再建手術に関係した痛み」と考えた方が自然ですよね?

 ★癌が肋骨に直接浸潤することはありません。 少し考え方をかえましょう。