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[管理番号:2088]
性別:女性
年齢:41歳
告知されてから、いつも拝見していました。
先日浸潤性小葉癌の全摘手術を終えました。
センチネルでリンパ転移なし、術前の画像診断では腫瘍は12ミリほどとのこと。
病理結果はまだですが、小葉癌の場合、術前術後の腫瘍の大きさに差が出ることがあると聞きましたので、不安です。
そのようなケースはよくあるのでしょうか?
小葉癌はホルモンがきくタイプが多いと聞きましたが、抗がん剤をするケースももちろんあるのでしょうか?
ご指導お願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「病理結果はまだですが、小葉癌の場合、術前術後の腫瘍の大きさに差が出ることがあると聞きましたので、不安です。そのようなケースはよくあるのでしょうか?」
⇒確かに「他の組織型」と比べるとその傾向はあります。
 例えば「乳腺内に(同時)多発」し易いので 「2つだと思っていた腫瘍が、顕微鏡でみると連続」していて「最大浸潤径が倍になる」こともあります。
 ただし、文面からすると「質問者は単発」のようなので、それ程極端な違いはでないでしょう。
 
「小葉癌はホルモンがきくタイプが多いと聞きましたが、抗がん剤をするケースももちろんあるのでしょうか?」
⇒この文面からすると「術前に針生検などでサブタイプが判明していない」のですね。
 「センチネルリンパ節生検が陰性で追加郭清なし」という状況から、「化学療法が必要となるケース」は限定されてきます。
①ルミナールBの場合
②トリプルネガティブの場合
③HER2陽性の場合
◎サブタイプとは?
組織検査(針生検や手術標本)などで以下の3点を調べます。
・エストロゲンレセプターの発現(ER)
・プロゲステロンレセプターの発現(PgR)
・HER2蛋白の過剰発現の有無(HER2)
⇒これらの組み合わせで
●luminal type:(ER陽性、PgR陽性、HER2陰性) ホルモン療法が有効(更に増殖指数Ki67の値が低いAと高いBに分けます)
 ♯luminalA(Ki67低値)ではホルモン療法単独を、luminalB(Ki67高値)には(ホルモン療法に加え)化学療法も行う事が多い
●HER2 type:(HER2陽性のもの) ハーセプチンという分子標的薬と通常の抗癌剤の組み合わせを行う
●トリプルネガティブ:(ER陰性、PgR陰性、HER2陰性)通常の抗癌剤を行う
●トリプルポジティブ:(ER陽性、PgR陽性、HER2陽性)ホルモン療法と分子標的薬と抗癌剤の全てを行う
 ※正式名称はluminal B(HER2タイプ)と言います。





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