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非浸潤で一部浸潤

[管理番号:5696]
性別:女性
年齢:34歳
知人に紹介され初めて利用致します。
乳がん検診で引っ掛かり、細胞診、組織診を行い非浸潤癌との診断が出ました。
紹介状とプレパラートやデータを持って都内の大病院に行き、精密検査や持参したプレパラートを再度見直していただき術前診断を聞いた段階です。
結果は非浸潤癌だが広がりが5cmほどあり、さらに奥の方にまで広がっているので全摘と言われました。
また一部1㎜未満の浸潤が見られるので術前診断では0期に近い1期と言われました。
全摘して病理に掛けた結果によってはクラスが上がることもあるとのこと。
非浸潤の部分のサブタイプはホルモン療法は効かないタイプで核グレード3とも言われました。
そこで質問です。
・これだけ広がりがあればやはり全摘しかないのですよね?田澤先生でも同じような判断をされますか?
・一部浸潤が見られると言われ動揺しています。
癌患者としては年齢が
まだ若い方なので、進行がとても心配です。
ただ抗ガン剤だけは絶対にやりたくありません。
浸潤箇所は1㎜未満ということなので術前診断と同じ結果なら全摘したら根治になるのでしょうか?同じ結果になる確率は高いのでしょうか?
・多発しているということは浸潤箇所ももっとあるかもしれませんよね?
手術は今月下旬に控えていますが、浸潤箇所がこの間に増えることも考えられますか?
・全摘してリンパ転移がなければ無治療になりませんか?
初期なのに全摘した上に抗ガン剤もとなると精神的に参ってしまいそうです。
・サブタイプは組織診の結果と変わることもあるのでしょうか?
子供もまだ小さく、自分の年齢が年齢なだけにとても不安です。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「・これだけ広がりがあればやはり全摘しかないのですよね?」
⇒その通りです。
「浸潤箇所は1㎜未満ということなので術前診断と同じ結果なら全摘したら根治になるのでしょうか?」
⇒「ほぼ」根治とは言えます。
「同じ結果になる確率は高いのでしょうか?」
「・多発しているということは浸潤箇所ももっとあるかもしれませんよね?」

⇒これは「画像所見」が無いので全く不明です。
 ♯画像所見があっても「推定することは困難」ですが…
「手術は今月下旬に控えていますが、浸潤箇所がこの間に増えることも考えられますか?」
⇒(期間的に)それはありません。 
 半年なら、解りませんが…
「・全摘してリンパ転移がなければ無治療になりませんか?初期なのに全摘した上に抗ガン剤もとなると精神的に参ってしまいそうです。」
⇒「浸潤径と(浸潤部分の)サブタイプ」姿第です。
 もちろん「微小浸潤のまま」なら無治療です。
「・サブタイプは組織診の結果と変わることもあるのでしょうか?」
⇒非浸潤癌でのサブタイプなど、全く無意味です。
 浸潤部分があるのなら、そこで検査します。