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放射線治療をしなくても良いのか?

[管理番号:2010]
性別:女性
年齢:49歳
初めまして 自分が乳ガンになり こちらのサイトで 色んな質問の答えを見て そうなんだ!と思う事ができ 不安な気持ちを 先生に聞いていただきたいと メールさせていただきました。
11月2日に乳ガン検診のエコーで 怪しいとなり 色んな検査の結果 11月21日に 乳房温存手術を済ませ 結果 ホルモン治療を12月4日より リュープリンとトレミフェンを 処方されています。
放射線治療は しなくて良いと言われました。5ミリまでの早期発見で 浸潤性乳管ガンで er pgr ともに100%陽性her2
陰性 ki_67 陽性5% p53陽性細胞はわずかにみられるのみで 陰性
この状態で 放射線治療をしなくて良いのか
メールも 打ち慣れてなくて 先生には 御迷惑おかけしますが ご意見よろしくおねがいします。
お忙しい中 宜しくお願い致します
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1a(<5mm), pN0という超早期乳癌だったので「担当医から放射線照射の省略」を提案されているのですね。
 
「この状態で 放射線治療をしなくて良いのか」
⇒放射線照射するべきです。
もしも「pT1aだから放射線照射をしなくても良い」であれば、「非浸潤癌には照射が不要」となってしまいます。
実際には「非浸潤癌には温存術後の放射線照射が勧められる」乳癌ガイドライン推奨度Aなのです。
「お年寄り」とか「体に自由がきかない」などの特殊な事情で無い限りは「照射すべき」です。