Site Overlay

放射線治療をしないリスクについて

[管理番号:1864]
性別:女性
年齢:42歳
2015/6月健康診断のマンモで集ぞく性の石灰化で精密検査
2015/7月にマンモトームで非浸潤乳管癌の診断が下り
2015/10月中旬に手術をし、病理結果が出ました。(以下参照)
組織診断
Left Breast(partial resection):Ductal carcinoma in situ Lymph nodes:No metastasis ICDM ①M80102 ICDT ①C50.9 ②C77.9
組織所見
Surgical material;Left Breast,partial resection Size of surgical materials;5x4x1cm Location;Left/C area Histologcal type;Ductal carcinoma in situ Histologcal subtype;low papillary,cribriform and flat type Nuclear grade;NG 1 DCIS size;38x14x20mm Lymph node;negative<Frozen> SLN(0/2) Vessel invasion;ly0,v0 Surgical margin;negative Stage;pTisN0Mx
Comment;DCISの乳管腔には豊富な粘液を認めるものも混在しており、
一部で粘液結節も見られます。
Immunohistochemical examination was performed on seciton #8;
ER: >90%
PgR:>90%
HER2:0
Ki-67:5-6%
当初手術する前は、マンモトームでの診断内容と同等の結果であれば
術後の治療は無しで、手術のみと伺ってました。
マンモトームでの所見は以下です。
ICDM ①M80102
ICDT ①C50.9
ER: positive>90%
PgR:positive>90%
HER2:0
Ki-67:<5%
検体内に石灰化を認めません。非浸潤癌を数腺管認めます。わずかな乳管内の粘液は認めますが、粘液癌とするまでは多くないです。その他の組織型の混在はありません。
先日、病理結果で主治医と話した所、放射線治療を言われました。(ホルモン治療はなし)
手術する前の認識と差異があるとこを伝えると。
(私の認識では、初期の初期だから、手術のみだと認識)
ホルモンの可能性があって、放射線はする予定とのことでした。
伺いたいことは、
手術前と後で大きく変わる病理結果だったのか?
もし、放射線治療をしない場合、する場合とのリスクはどの位変わるのか?
気持ちはまとまりませんが、自分としては放射線治療をするぐらいなら、
全摘しても良かったのかもと思うこともあります。
手術前とは違う、色々な体の違和感を感じるともうこれ以上治療はしたくない気持ちでいっぱいです。放射線治療をしても再発のリスクは残るし、また一度しか出来ないその
事を考えると、何もしたくないのです。
放射線治療しなくても術後経過でのフォローもできるとのことでしたが、もし再発があった場合に発見できるものでしょうか?
(血液検査は意味があるのでしょうか?)
過去のFAQや医学書では、部分切除の場合の放射線治療は、全摘と同等の再発リスクになることは承知の上で伺っております。
長々と申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「手術前と後で大きく変わる病理結果だったのか?」
⇒全く「同等」といっていい結果です。
 
「放射線治療をしない場合、する場合とのリスクはどの位変わるのか?」
⇒乳房内再発は約1/3となります。
 
「もし再発があった場合に発見できるものでしょうか?(血液検査は意味があるのでしょうか?)」
⇒発見できます。
 この場合は「温存乳房内再発」ということになりますが、これは「定期的な視診及び超音波、マンモ」となります。
 「腫瘍マーカーは無関係(遠隔転移再発の指標です)」となります。
 
○ご本人も御承知のように、「温存術は放射線照射が原則」です。(乳癌学会ガイドライン上も)
 これを省略する場合には、「それ相応のリスク」の覚悟が必要です。



質問者を『応援しています!』 / 田澤先生の回答が『参考になりました!』
という方はクリックしてください。
0
Scroll Up