乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3553]
性別:女性
年齢:65歳
田澤先生
初めて質問させていただきます。
母(65歳)が初期の乳がんと診断され、7月(中旬)日に部分手術を行い、
9月初旬に病理の結果が出ました。
・ステージ0
・非浸潤がん
・がんの大きさ 6×5mm
・センチネルリンパ節生検結果→転移なし。
手術前は1cmほどといわれていましたが、実際はそれより小さいものでした。
今回質問したいことは術後の放射線治療が必要かどうかです。
担当の先生からは
「部分切除の場合、再発率は40%。
放射線治療をするとそれが
4分の1になる。
がんが小さいので再発しない60%のほうに入るかもしれないが、はっきりそうともいえないので放射線治療をお勧めする」
と言われました。
副作用として
・皮膚の炎症
・肺にも照射がかかるので肺炎になる恐れがあるとのことです。
本当に初期のものであること、先生のお話しぶりからも
「絶対に必要」という感じをうけなかったので、
放射線治療をしなくてはいけないものなのか悩んでいます。
母はもともと皮膚がたいへん弱く、また骨密度も少ないので放射線の副作用を心配しています。
部分切除で非浸潤がんで放射線治療が必要か。
必要な場合の副作用。
放射線治療をしない場合のリスクを
お教えいただければ幸いです。
お忙しい中、お手数ですがよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
乳房温存術は、あくまでも「術後照射を前提」とした手術です。
どこかの○研みたいな病院は「適当な基準」を設けて省略しているようですが、乳癌診療ガイドラインでは明確に「照射の必要性」について記載(推奨度A)してあります。
「「部分切除の場合、再発率は40%。放射線治療をするとそれが4分の1になる。」
⇒さすがに笑ってしまいました。
 40%の再発率はないでしょう。(アメリカみたいに、かなり大雑把な手術だとその程度だとは思いますが…)
 日本のようにきちんとしたマージンをつけた手術であれば「照射無しで15%、照射することで5%」という程度だと思います。
「母はもともと皮膚がたいへん弱く、また骨密度も少ないので放射線の副作用を心配しています。」
⇒実際はほとんど関係ありません。(骨密度は全く関係ありません)
「部分切除で非浸潤がんで放射線治療が必要か。」
⇒必要です。 非浸潤癌での推奨度もAです。
「必要な場合の副作用。」
⇒皮膚炎(日焼けの強い程度)
 放射線肺臓炎は殆どありません(当院ではトモセラピーだからということも一因かもしれませんが)
「放射線治療をしない場合のリスク」
⇒温存乳房内再発(照射をすることで1/3に減少します)





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