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シリコン再建後の放射線

[管理番号:8848]
性別:女性
年齢:39歳
病名:乳癌(硬がん)
症状: pT2 断端からの距離>5mm lymph node 1+2+3(0/13)センチネルリンパ(2/2)
Ly1、VO、f グレード2(3+2+1=6) ホルモン強陽性、HER2 陰性 MIBー1 34% 異型上皮が胞巣状構造を形成しています。
硬がんの像です。
浸潤部の周囲には広範囲に乳管内進展を認めます。
また、腫瘍のリンパ管侵襲も目立ちます。
郭清されたリンパ節に腫瘍の転移は認めません。
投稿日:2020年8月28日

術前治療 無し(当初、浸潤してないとの診断)
左胸全摘、リンパ郭清、エキスパンダー挿入術
術後
1 ウィークリーパクリタキセル12回
2 ddEC 4回
3 ホルモン療法(タモキシフェン+ゾラテックス)
シリコンにて再建術
4 放射線25回

こんにちは、早速ですが質問です。

今、上のように治療を行っています。

年齢からいってタモキシフェン単独でも良いのでは?
放射線は必要ではない、むしろリンパ浮種や再建の合併症の危険性が高まるから良くないのでは?
と思っています。
どうでしょうか、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「年齢からいってタモキシフェン単独でも良いのでは?」
⇒化学療法閉経から回復する兆候があってから「併用開始」でもいいと思います。
(年齢的に月経回復の可能性大です)

「放射線は必要ではない、むしろリンパ浮種や再建の合併症の危険性が高まるから良くないのでは?」
⇒リンパ節転移2個だから、放射線不要と思います。