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ホルモン療法と妊娠について

[管理番号:945]
性別:女性
年齢:33歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:927「乳がん術後の検査とホルモン治療と妊娠について」

 
 
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:975「妊娠出産希望の際のホルモン療法」

 
 
ご回答ありがとうございます(*^_^*)
誰にも相談できずにいたので、先生のご意見を聞くことがてきて気持ちがスッキリしました。
次回受診時にCTと骨シンチについては受けないと主治医に伝えようと思います。
1月に手術をしてから3ヶ月毎の診察では視触診と腫瘍マーカー含む採血のみで超音波検査はしていないので、いきなりのMRIにびっくりしてしまいました。
MRIで、何かあれば超音波検査をすることになるのでしょうか?
CTと骨シンチを受けないとなると一年に一回の胸部レントゲンと腹部エコーは受けた方がいいですか?
再発率についても教えていただきありがとうございました。
16.5% 正直低くない数字だなと思いました。
これは術後何も治療をしなかった場合の再発率ですか?標準治療を受けたらここからどれくらい下がるのでしょうか?
実は、しこりを見つけて受診する前に流産をしていて、もし可能であれば、今後妊娠を希望しています。子どもは2人いるので、周りからはもう2人もいるからあきらめたらと言われるのですが、ずっと3人子どもは欲しいと思っていたのであきらめきれずにいます。ホルモン依存性の乳がんになってしまったのでやはりあきらめるべきなのでしょうか。
年齢的にホルモン治療を3年で中断して、妊娠出産後ノルバデックスを再開したりはできないかと考えいます。
術後3年と5年ではどのくらい再発率が上がるのでしょうか?
もし、先生が私の主治医であれば5年間の治療を終わってからの妊娠をすすめますか?
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 pT1b(7mm), pN0, luminalA 「タモキシフェン+LH-RHagonist」中ですね。

回答

「MRIで、何かあれば超音波検査をすることになるのでしょうか?」
⇒超音波で確認することになります。
 
「一年に一回の胸部レントゲンと腹部エコーは受けた方がいいですか?」
⇒これらも不要と思います。
 「再発低リスク」であるし、「3カ月に1回マーカー採血している」のであれば、「1年に1回の画像診断」は無意味です。
 
「これは術後何も治療をしなかった場合の再発率ですか?標準治療を受けたらここからどれくらい下がるのでしょうか?」
⇒これは「ホルモン療法を行った場合」の再発率です。
 ホルモン療法の効果が「9.4%」なのです。
 
「術後3年と5年ではどのくらい再発率が上がるのでしょうか?」
⇒3年と5年の比較試験は無いのですが、「2年と5年」であれば1996年のスウェーデンでの臨床試験の比較があります。
5年vs2年;10年間無再発生存率;73%vs67%;p=0.009、10年間生存率;80%vs74%;p =0.03 
 
「先生が私の主治医であれば5年間の治療を終わってからの妊娠をすすめますか?」
⇒5年間待つ必要はありません。
 十分な低リスクなので、「妊娠を優先」しても全く問題無いと思います。
 出産後、再開でOKだと思います。
 
 
○妊娠出産は「乳癌術後の再発リスクを上げない」ことが解っています。
 更にタモキシフェンは5年投与よりも10年投与が優れているので
 「妊娠・出産」⇒タモキシフェン10年でいいと思います。(LH-RHagonist併用)

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

乳がん 診断から5年経過
性別:女性
年齢:37歳
病名:浸潤性乳管癌 硬癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

32歳の時に、自分でしこりを見つけ受診したところ乳がんと診断されました。

当時、2歳 4歳の子育て真っ最中で不安不安で仕方なかったことを鮮明に思い出します。
幸い、浸潤径7ミリと早期発見だったため、温存手術 放射線治療 ホルモン療法 (リュープリン5年 タモキシフェン5年)の治療方針となり、再発の兆候もなく現在に至ります。

第三子の妊娠希望のことや、術後の検査についての相談をこちらでさせていただき、田澤先生から前向きなお返事をいただいたことが長い治療の励みとなりました。

第三子については、あきらめきれていないところはありますが、やはりすでに2人の子どもがいることから、5年のホルモン治療を最後までやることに決めました。

5年経ちようやく長い治療が終わると思っていましたが、主治医からはタモキシフェン10年を勧められており、継続すべきか悩んでいます。
今でも乳がんプラザは、治療に悩んだ時の私の1番の参考書です。
田澤先生には、本当に感謝しています。

<Q&A結果>