Site Overlay

ホルモン療法の期間について

[管理番号:6149]
性別:女性
年齢:30歳
先生初めまして、不安な時にいつもQ&Aを見て勉強させてもらっています。
リュープリンの投与期間について質問があり、投稿させていただきました。
年齢 30
18*18*28の浸潤性乳管癌(右乳癌)
リンパ節転移なし
ステージ2a
HER2陰性
PgR陽性
ER陽性
グレードとki-67は、聞きましたが教えてもらえませんでした。
2015年12月(診断時は27歳)に温存手術+放射線治療25回+追加5回(X線)をしています。
ホルモン療法単独のため、ルミナールaなのだと思います。
術後はタモキシフェン5年、リュープリンpro2年の予定になっています。
昨年12月に、最後のリュープリンの注射をしました。
乳がんプラザで何度かリュープリンは5年、タモキシフェンは10年投与の方が良いという内容を目にしていたので、私も投与期間を5年/10年にしたいと希望したのですが
「そのような話は聞いたことがない」
「そんなに不安なら精神科に紹介状を書いてやる」
と嫌な顔をされてしまったので、これ以上のお願いが怖くてできません。
(前回の注射の時に「これでリュープリンは終わりね、タモキシフェンは5年。」と念押しされました。)
今は、主治医への不信感が強くなってしまい、転院できるのであればしたいと思っています。
主治医は乳腺の専門医ではないので、専門医のいる病院に移りたいです。
ですが、紹介状無しでの転院(手術も終わってからの転院はうちにも相手にも迷惑だから紹介状は書かないと言われています)は受け入れる病院の迷惑にしかなりそうにないのでできそうにありません。
先生でしたら、リュープリン2年、タモキシフェン5年で問題ないと思われますか?
私が心配しすぎなだけなのでしょうか。
自分がいわゆるモンスター患者になっているのではないかと心配です。
もし5年/10年の方が良いのであれば、どのようにお願いするのが良いのでしょうか。
手術の前も、日を変えて3度全摘を希望しましたが、時代遅れだと言われ、手術前の最後の説明の時には温存手術に決定されており、断れない雰囲気で後悔したまま手術を受けました。
術後2年と3ヶ月経ちますが、術後の視触診は年に1度ずつしかないのも不安に思っています。
術後同じく年に1度あるエコーも、主治医でない人が行い、それも腹部のみで胸部や腋窩には一度もしてもらえていないことも不安です(今後も無いと思います)
まとまりのない質問になってしまい申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「先生でしたら、リュープリン2年、タモキシフェン5年で問題ないと思われますか?」
⇒一昔前の「標準」ですね?
 質問者は早期乳癌だから、一昔前には「それが標準」でした。
 ただ時代は流れ…
 世界的には(日本ではいまだに2-3年が多いですが)LH-RHagonistは5年が標準となっています。
 タモキシフェンも「5年より10年」という流れになっていますが…(コレに関しては、適応が定まっていません)
 ★ただ…
  質問者は30歳ですね?
  乳腺専門医だったら、「短期投与とはしない」でしょう。(特に患者さん自身から希望があれば尚の事)