[管理番号:7384]
性別:女性
年齢:51歳
病名:ADH MLL(バイオプシーによる)
症状:なし
現在アメリカ在住しております。
初めて質問させていただきます。
よろしくお願いします。
これまでの経緯です。
2018年3月
ルーティンのマンモグラフィとウルトラサウンドの検診
左胸に石灰化を指摘され、6か月後のフォローアップ検査を指示されました。
2018年9月
左胸のフォローアップ検査(マンモとUS)で、カテゴリー4になりバイオプシーを受けるように言われました。
2018年12月
左胸バイオプシーの結果ADHとMLLとの病理結果。
同エリアの切除生検を勧められる。
ここまでは同じ検査機関で受けています。
その後乳腺外科医を紹介してもらいました。
2019年3月
前回のルーティンの検診から一年経つということで、切除生検前の検査も兼ねて、右胸も含めた検診を乳腺外科医の所属するブレストセンターで受けました。
左側は切除するマージンの確認もするという説明でした。
ところが左胸に新たな石灰化2か所を指摘され、再びバイオプシーをしました。
(2か所を同じ日にしました。)この時の結果は良性でした。
2019年4月
最初のバイオプシーをした箇所(クリップ留置されていました)についてワイヤーガイド下で切除生検(病院からいただいたレポートにはLumpectomyとの記載でしたが)いたしました。
術前の説明では2センチ四方程度を切除するとのことでした。
最終病理結果は良性でした。
術後のフォローアップの診察の際、手術した箇所からガンは見つからなかったけれど、
将来的な発がんのリスクは通常の人より高いということで、予防治療としてのホルモン療法(タモキシフェン5年間)を勧められ、先日オンコロジーのドクターとのコンサルテーションを受けました。
オンコロジーのドクターは、ホルモン療法によるベネフィットが高いから、当然この治療をするでしょう、というスタンスです。
副作用についても説明を受けました。
慎重に副作用の出方を婦人科医に診てもらいながら投薬を行うとのことでした。
上記の内容から質問です。
1、手術で切除した箇所は良性との結果でした。
これは12月のバイオプシーで怪しい箇所は取り切っていたと考えていいのでしょうか。
(手術箇所は正しいとの前提で)
2、私のようなケースは、アメリカでは予防的な治療の対象になるようで、発症を予防できるなら受けた方がいいのかと思いながら、タモキシフェンの副作用が気になっています。
日本ではバイオプシーでADH、MLLと診断され、その後の切除生検で良性だった場合、タモキシフェンの治療対象になるのでしょうか。
3、夏に一時帰国をするので、その際に日本でセカンドオピニオンを聞きたいと考えているとオンコロジーのドクターに話をしました。
「ぜひそうしてください。そして納得してから治療を始めましょう。」と言われています。
これまでのレポートなどを持参しまして田澤先生にセカンドオピニオンをいただくことは可能でしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「将来的な発がんのリスクは通常の人より高いということで、予防治療としてのホルモン療法(タモキシフェン5年間)を勧められ」
→日本ではありえません。
保険診療外だし、「リスクとベネフィット」からも全く論外だと思います。
「1、手術で切除した箇所は良性との結果でした。これは12月のバイオプシーで怪しい箇所は取り切っていたと考えていいのでしょうか。」
→そういう理解となります。
「日本ではバイオプシーでADH、MLLと診断され、その後の切除生検で良性だった場合、タモキシフェンの治療対象になるのでしょうか。」
→それは、絶対にありえません。
「これまでのレポートなどを持参しまして田澤先生にセカンドオピニオンをいただくことは可能でしょうか。」
→可能ですが…
(今回の、このQandA以上の)議論にはならないでしょう。(議論の余地はありません)