[管理番号:7343]
性別:女性
年齢:33歳
病名:乳がん
症状:頭痛、めまい、しびれ
先生よろしくお願いします。
ホルモン治療が始まって5ヶ月経ちました。
ゾラデックスとタモキシフェンです。
今まで副作用らしいものは腰痛、背痛、骨盤痛くらいでしたが今月初め頃からホットフラッシュ、頭痛、めまい、手足のしびれ、目のかすみなど急に症状が出始めました。
頭痛はごくたまにで偏頭痛のような、脈を打つのが分かる感じです。
めまいはふわふわのような、くら~っというような感じで座っていても起こります。
3週間くらい続いています。
しびれはピリピリとするような、正座した後のような強いしびれではありません。
更年期の症状と思っていいですか?
脳のCTなど撮ってみた方がいいですか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「更年期の症状と思っていいですか?」
⇒勿論、その通り。
「脳のCTなど撮ってみた方がいいですか?」
⇒脳転移を疑う症状では全くありません。
ご安心を。(撮影して安心したいなら止めませんが)
質問者様から 【質問2 】
ホルモン治療副作用と乳がんと自律神経
性別:女性
年齢:33歳
病名:乳がん
症状:インプラント挿入後のぎゅっとする痛み
インプラント入れ替え手術から1ヶ月ほど経ちましたが、時々ぎゅっとする痛みがあるのは被膜が作られているところと思っていいですか?
それからホルモン治療中ですが腰痛や背骨痛などあります。
背中は全体ではなく真ん中だけ痛むのですが10月の術後一年の画像検査まで心配しなくていいですか?
時々下腹部がしくしく痛みます。
ホルモン治療の影響でしょうか?
ゾラデックスの注射したては前回分の残りと合わさって作用が強くなったりしますか?
先日岡山大から発表された自律神経と乳がんの関係性について先生はどう考えられますか。
私の経験上やはり診断までの1年間はかなりストレスフルな生活だったのと、慢性的な寝不足がありました。
今後自律神経への治療薬など、私のような早期乳がんにも使える日がくるのでしょうか。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「インプラント入れ替え手術から1ヶ月ほど経ちましたが、時々ぎゅっとする痛みがあるのは被膜が作られているところと思っていいですか?」
→単純に、「手術したから」です。
「それからホルモン治療中ですが腰痛や背骨痛などあります。」
「時々下腹部がしくしく痛みます。」
「ホルモン治療の影響でしょうか?」
→100%その通り。
「先日岡山大から発表された自律神経と乳がんの関係性について先生はどう考えられますか。」
→あまり重要ではないでしょう。
「今後自律神経への治療薬など、私のような早期乳がんにも使える日がくるのでしょうか。」
→それはないでしょう。
質問者様から 【質問3 】
乳頭の傷とリンパの痛み
性別:女性
年齢:34歳
病名:右乳癌 充実腺乳管がん(全摘後1年)
症状:乳頭の傷?とリンパの痛みと腫れ
いつもありがとうございます。
またよろしくお願いします。
先週の水曜日に軽い微熱が出て、今日までまだすっきりしません。
それだけなら病院にも行き血液検査も問題ないから様子を見てと言われているのでいいのですが、熱を出した翌日に対側の乳頭が痛い事に気付き、
よく見ると下側付け根あたりが赤っぽくなり滲出液がでており、服が擦れると痛い状態でした。
翌日もう少し広がった感じで、昨日になってようやく黒っぽくかさぶた?のようになってきましたが相変わらず痛みと滲出液は出たままです。
おまけにその傷のせいか、土曜日あたりから腋下リンパが1つ急に大きくなってぐりぐりとしており、腕を下ろしているだけでも痛みを伴います。
針生検の時にもこんなにリンパが腫れることはなかったです。
ただの炎症と思っていいですか?
パジェット病が頭をよぎり、過去の質問も読んでみましたがパジェット病は乳頭のトップからということを読み、私のは付け根なので違うのかなとは思いますが心配になってもやもやしています。
リンパの痛みはどれくらいで落ち着きますか?
皮膚科に行った方がいいでしょうか。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
「ただの炎症と思っていいですか?」
「パジェット病は乳頭のトップからということを読み、私のは付け根なので違うのかなとは思います」
⇒その通り。
冷静に、よく考えてみてください。
乳管(開口部)は先端ですよね?(ミルクの出口だから解る筈)
「付け根」はただの「皮膚」です。
「リンパの痛みはどれくらいで落ち着きますか?」
⇒(ピークは)1週間かからないと思いますが、完全に改善するまでは1か月程度みましょう。
「皮膚科に行った方がいいでしょうか。」
⇒明らかに感染(赤み)が無い限りは、清潔にして様子をみましょう。
質問者様から 【質問4 】
ホルモン治療中の股関節痛、腰痛
性別:女性
年齢:34歳
病名:乳がん
症状:腰痛、股関節痛、下半身のだるさ
先生またよろしくお願いします。
腫瘍径18㎜
センチネルリンパ節生検陰性
HER2fishにて陰性
Ki67 16%
右乳房全摘
タモキシフェン+ゾラデックスにて治療中
上記の通り、術後1年2ヶ月経ちました。
1年の検査で血液、エコー、CT異常ありませんでした。
ホルモン治療が始まって5ヶ月頃から感じ始めためまいなどの症状は出たり治ったりを繰り返しながら、休薬せずにひとまず1年の節目を迎えることができました。
先月初旬から腰痛や足(脚ではなく)のだるさを感じ、更年期症状かなと様子をみています。
先月末頃から左股関節痛を感じるようになり、相変わらず腰痛もあり下半身が全体的にだる重い感じです。
ホルモン治療の影響ですか?
足のだるさは朝の起き抜けから、まるですごくたくさん歩いた時のような足の裏のだるさを感じます。
更年期症状にはこんな症状もありますか?
痛みが強くなっているのかもはっきりとはわかりません。
CTを撮って2ヶ月ほどで痛みが出るほどの骨転移がでることはありますか?
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
症状はホルモン療法によるエストロゲン欠乏症状のようですが、(その症状とは無関係に)骨転移が無いとは誰にも断言できません。
「ホルモン治療の影響ですか?」
→症状はそうですが…
どうしても心配ならば(今度は、CTではなく)「骨シンチ」受けてみたら如何でしょうか?(無症状の骨転移が無いとは誰にも断言できないので)
質問者様から 【質問5 】
遺伝子検査について
性別:女性
年齢:34歳
病名:右乳がん
症状:全摘後インプラント再建
投稿日:2020年7月13日
先生、いつも読ませて頂いています。
ありがとうございます。
私は今年の10月で術後2年になります。
ホルモン治療にも体が慣れてきたのか、最近は元気に過ごせています。
つい先日、母方の従姉妹が卵巣がんのため急逝しました。
42歳でした。
母の妹の娘です。
訃報を聞いた私は悲しみと同時に、遺伝子検査をした方が良いのではないかとの思いが頭をよぎりました。
母方にはがんで亡くなった人は居ません。
ちょうど検診の直前だったので主治医にも話したところ、「卵巣がんはちょっと重たいなぁ。
乳がん9%くらいの割合だけど、卵巣がんは1%くらいじゃないかな。
将来の為、娘さんやご親族の為にも遺伝子検査をしてみたほうが良いかもしれないね。」との事でした。
先生もそう思われますか?
遺伝子検査は気にはなっていたので、こうなったからには受けてみようかなとは思っています。
もし結果で異常が見つかった場合、対側と卵巣は切除した方が良いですか?
その方が安心とは思いますが、私の年齢で卵巣を取ってしまっても大丈夫なのか?
将来的に骨密度などほかのリスクがあるのか?
むしろゾラデックスが必要なくなり楽なのか?
対側を切除した場合再建するにも右に入れたアラガン社のものとは違うものになるな、など色々考えてしまいます。
ちなみに2.5cm程度の卵巣嚢腫(成熟嚢胞性奇形腫)があります。
悪性に変わったら怖いなと思うので取ってしまいたい気持ちもあります。
先生のご意見をお聞かせいただきたいです。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答5】
こんにちは田澤です。
「もし結果で異常が見つかった場合、対側と卵巣は切除した方が良いですか?」
⇒そもそも「発想が誤り(逆)」です。
BRACAnalysisが(再発以外で)適応となったのは、(あくまで)「(遺伝子変異があれば)予防切除を行いたい」ための適応拡大です。
「陽性なら予防切除をしたい」という明確な意志がないのにBRACAnalysisは行ってはいけないのです。
質問者様から 【質問6 】
BRCA遺伝子検査陽性の場合の治療について
性別:女性
年齢:35
病名:浸潤性乳管癌(全摘後ホルモン治療中)
症状:
投稿日:2021年5月17日
こんにちは。
また質問させてください。
前回BRCA遺伝子検査について質問させていただき、検査を受ける心構えが違ったことになるほどと思いました。
ありがとうございます。
長らく悩んだ末ようやく検査を受ける決心がつき、先月の定期検診時に受けて来ました。
今週その結果を聞きに行きます。
陽性だった場合は対側・卵巣共に予防切除しますが卵巣を切除した場合LH-RHアゴニスト製剤は必要なくなりますか?
それとも閉経後のアロマターゼになりますか?
脂肪からもエストロゲンが作られるとのことなので無くなるのは怖いなぁと思っています。
先生はどんな治療をされますか?
田澤先生から 【回答6】
こんにちは田澤です。
結果待ちの場合、「もしも○○だったら、どうなんでしょうか?」的な「仮定のQ」はお控えください。
質問者様から 【質問7 】
リュープリンへの変更について
性別:女性
年齢:36
病名:右乳癌
症状:全摘後
投稿日:2022年1月20日
ホルモン治療が始まり丸3年が経ちました。
1年半が過ぎた頃からゾラデックス+タモキシフェンでの治療に体も慣れたのか副作用もあまり感じなくなり不都合なく過ごしていましたが、今月からゾラデックス3ヶ月製剤からリュープリン6ヶ月製剤へと変更になりました。
変更前の説明で主治医曰く、リュープリンの3ヶ月製剤が少ないから??という感じの説明でしたが私はゾラデックスなのにな~?と思いながらも薬価が安くなるのと3ヶ月毎に痛いのが二分の一になるメリットのほうに意識が行きあまり深く考えずに了承しました。
そして初回のリュープリンから2週間経ちましたが、ホルモン治療が始まった頃の症状にまた悩まされています。
めまい、頭痛、手足の脱力感、骨盤・背痛、目のかすみなどなど…
まだ我慢できますがまたこれにしばらく悩まされるのか、とちょっと憂鬱です。
質問ですが、ゾラデックスとリュープリンの効果に差は無いはずなのにこのような症状がでるのはよくあることですか?
効き方に差があるということですか?
それとも相性でしょうか?
3ヶ月製剤から6ヶ月製剤になった影響でしょうか?
いきなり変えるのでなく、リュープリンの3ヶ月製剤から始めて貰えば良かったのかな。
と今更ながら思っています。
まぁ打ってしまったので6ヶ月間はどうすることもできませんが。
あまりしんどければゾラデックスにまた戻すなども考えた方がいいですか?
田澤先生から 【回答7】
こんにちは田澤です。
3か月製剤が供給されずに当院でも半年以上前から「6か月製剤へ切り替え」しています。
副作用はじきに慣れるでしょう。
質問者様から 【質問8】
若年性乳がんにおけるリュープリンの使用期間について
性別:女性
年齢:37
病名:乳がん
症状:全摘、再建済み
投稿日:2023年4月17日
乳がん罹患以来長きにわたり大変お世話になっております。
今回はリュープリンの使用期間についてお聞きしたいです。
現在リュープリン+タモキシフェンを使用しています。
2018年11月(当時33歳)から開始し今年で丸5年、リュープリンは終了の予定です。
主治医からは長期に渡る使用のリスクと再発リスク(ルミナルAステージ1 )を天秤にかけた時に、認知症や心臓病のリスクを避けるためにも一旦終了し、ホルモン値を計測しながら高値がでるようであれば再開でも良いのではと言われています。
ただ、私としては若年性乳がんだったこともあり終了時で38歳、衰えつつあるとはいえまだ卵巣機能が活発なのでは…と不安があります。
確かに今後を考えると主治医の言われることも十分理解できるのですが、お守りが無くなる不安といいましょうか。
先生なら私のような場合はどうなさいますか?
田澤先生から 【回答8】
こんにちは。田澤です。
先生なら私のような場合はどうなさいますか?
⇒骨密度を確認しながら10年まで伸ばします。
確かにLH-RHagonistは5年ですが、実際に(質問者のように5年の時点で30歳代であれば)そのようにしています。
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<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/19
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