乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:4841]
性別:女性
年齢:71歳
がんと診断されて不安でしたが、先生のブログを読ませていただきを学ばせていただいて、治療に前向きに取り組んでいますが、わからないことが多くて、いろいろなことを決められず、戸惑っています。
検診のマンモグラフィーの検査で石灰化が見つかり、マンモトームの生検で非浸潤乳管癌と診断され、温存療法で部分切除しました。
検査でほとんど取れたので、この後の治療は必要ないかもしれないと言われていましたが、
病理検査の結果、非浸潤乳管癌、断端陰性でしたが、
サブタイプがホルモン受容体陰性、HER2陽性でハイグレードと診断されて、
放射線治療をすることになりました。
傷口や乳頭が治ってから照射ということですが、ハイグレードの乳管癌は再発しやすいと聞きました。
遠隔転移の可能性もあるのでしょうか。
放射線を術後どれくらいから照射すればいいでしょうか。
再発を防ぐのに効果的な開始時期がありましたら教えて下さい。
都合で術後早くとも3カ月半~4ヶ月先ぐらいからしか治療開始できないのですが、術後どれくらいまでに照射を開始すれば効果的なのでしょうか。
出来るだけ早く開始した方が有効なら、予定を変更して、早くできるようにしたいと思います。
ハイグレードの意味がよくわかりません。
ハイグレードとは、どういうことでしょうか。
再発の可能性、今後気を付ける事など教えてください。
もしハイグレードで放射線照射しなければ、再発の可能性が高くなるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
非浸潤癌はあくまでも乳管内に留まった癌であり、それ自体は「遠隔転移のリスク」はありません。
ただし、グレードが高いほど浸潤癌へ移行しやすい(早期に浸潤癌になる)ことは確かであり、また温存術後の乳房内再発の頻度も高いことが解っています。
「サブタイプがホルモン受容体陰性、HER2陽性でハイグレードと診断されて、放射線治療をすることになりました。」
⇒本来は(グレードにかかわらず)非浸潤癌でも温存術後は原則「術後放射線照射は必須」です。
 ただ、「ハイグレードだと乳房内再発のリスクが高い」ことで、そのような基準(逆にいうと、ハイグレードでなければ術後照射は省略するという方針)としているのでしょう。
「傷口や乳頭が治ってから照射ということですが、ハイグレードの乳管癌は再発しやすいと聞きました。」
⇒あくまでも「乳房内再発」です。
 ただし、乳房内再発は(グレードなどよりも)むしろ「断端の取り方など、手術の因子が大きい」ことは間違いありません。
「遠隔転移の可能性もあるのでしょうか。」
⇒ありません。
 
 ただ、乳房内再発をした際に、(浸潤癌へ移行し易いので)浸潤癌となってしまうと「その可能性もでてくる」ということです。
「放射線を術後どれくらいから照射すればいいでしょうか。再発を防ぐのに効果的な開始時期がありましたら教えて下さい。」
「術後どれくらいまでに照射を開始すれば効果的なのでしょうか。」

⇒術後5カ月以内です。
「ハイグレードの意味がよくわかりません。ハイグレードとは、どういうことでしょうか。」
⇒非浸潤癌を核異型や壊死の有無などで「low grade」「intermediate grade」「high grade」に分けているのです。
 つまり核異型が強く、壊死を伴っているのかもしれません。
「再発の可能性、今後気を付ける事など教えてください。」
⇒あくまでも非浸潤癌なので局所治療(マージンをつけた手術と放射線)でいいのです。
「もしハイグレードで放射線照射しなければ、再発の可能性が高くなるのでしょうか。」
⇒手術の状況などで全くかわりますが…
 非浸潤癌の乳房内再発のリスク因子の一つなのです。





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