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非浸潤がんの全摘後のホルモン治療について

[管理番号:8245]
性別:女性
年齢:49歳
病名:右側乳がん
症状:
投稿日:2020年1月28日

先日、高齢者の乳がん治療について質問した者です。

早々にご回答頂きありがとうございました。

さて、本日は私の乳がん手術後の治療についてお尋ねします。

元々両乳房に膿疱の様なものが何個かあり、ここ10年は毎年定期検診しておりました。

昨年の11月に右側乳房に12mmのしこりが見つかって、結果乳がんという事で手術で全摘しました。

病理結果は非浸潤がんで、しこりは全部で5つあった様です。

温存の可能性もありましたが、再発が怖いので全摘を選び、主治医にも結果的に正解でしたねと言われました。

ただ術後の治療について、こちらの病院は非浸潤がんで全摘でもホルモン療法を勧めるとありました。

理由は「対側乳房の乳がん予防」と「万が一、浸潤していた場合を考えて」というものです。

対側云々については、こちらで勉強しておりましたので気にはならなかったのですが、後者がやはり心配です。

加えて私の核異形度がグレード3だった事も気になるので、と言われております。

試しにと思って、タモキシフェンを一週間飲みましたが、のぼせと激しい抑うつ状態に耐えきれず休薬を申し出ました。

がんで死ぬ前に鬱で死ぬんじゃないかという位辛かったです。

このまま中止して、万が一浸潤だったら……万が一再発や対側に乳がんが出来たらもっと辛い治療になるかも知れないし、ここで頑張っておく方がいいのか……悩んでおります。

①先生は非浸潤で全摘なら無治療、と言われておりますが、私の場合もその対象でしょうか。
②タモキシフェンの副作用でこんなに鬱の症状は出るものでしょうか。
何か対策は無いのでしょうか。

とりとめがなく恐縮ですが、よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

非浸潤癌で全摘は根治です。
それを「もしかして浸潤しているかもしれないから」などというのはナンセンス。

「試しにと思って、タモキシフェンを一週間飲みましたが、のぼせと激しい抑うつ状態に耐えきれず休薬を申し出ました。」
→休薬ではなく、当然「中止」です。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

タモキシフェンの副作用について
性別:女性
年齢:49歳
病名:右側乳がん
症状:
投稿日:2020年2月2日

度々失礼致します。

前回休薬と言って頂いて安心しました。

ただ、タモキシフェンは一週間飲んだだけで、休薬してから既に6日が経過しているにもかかわらず、私の鬱状態は改善されません。

むしろ酷くなってきている様です。

実はタモキシフェンの前に間違えて一週間アナストロゾールを処方されて飲んでいますが、それは関係ないと思うのですが。

心療内科には4日前に行き、その時はまだエネルギーがあったので鬱ではないと言われましたが、よくならないので焦っております。

もう私の体からはとっくにタモキシフェンは抜けていますよね?
これは副作用というより、別で鬱になっているのかと恐ろしく思っております。

まとまらない質問で恐縮ですが、私の場合、まだタモキシフェンの影響が残っているとは考えにくいですか?
まだ酷くなってきているのはやはりおかしいでしょうか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「まとまらない質問で恐縮ですが、私の場合、まだタモキシフェンの影響が残っているとは考えにくいですか?
まだ酷くなってきているのはやはりおかしいでしょうか?」

→1週間では回復しないのだと思います。

 2か月くらいは様子を見ましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

非浸潤がんの全摘後のホルモン治療について
性別:女性
年齢:49歳
病名:右側乳がん
症状:
投稿日:2020年2月9日

何度もご回答頂きありがとうございました。

お陰様で、酷い鬱状態はかなり改善しあと一息といった所です。

告知から手術までは、こちらで勉強しながら前向きに頑張れたと思っておりましたが、タモキシフェンを飲んでからはもう地獄の様でした。

今週診察があるので、中止を申し出ようと思います。

さて、まだ多少後ろ向きな状態なので、この勢いでいくつか質問をさせて頂きたいと思います。

①こちらのQ&Aでもお見かけした事があり、体験談などにも載っている、非浸潤がん全摘で後に転移というのは、やはり「ごく稀」なのでしょうか。

②主治医の言う様に、一度乳がんを発病している患者は対側に乳がんが出来るリスクは高いのでしょうか。
ホルモン療法を勧める理由の一つの様です。

③ここ数日、術側とは反対の肋骨・胸骨・鎖骨下の辺りが痛みます。
まさか実は浸潤していて骨に転移しているなど考える事は荒唐無稽でしょうか。
11月にPET-CTは受けています。

先生がよくおっしゃっている「女性ホルモンの影響」と考えてよいでしょうか。

お忙しい所恐縮ですが、よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

全て基本的なことなので簡潔に回答します。

「①こちらのQ&Aでもお見かけした事があり、体験談などにも載っている、非浸潤がん全摘で後に転移というのは、やはり「ごく稀」なのでしょうか。」
→極極極極極「稀」です。 理論的にはありえません。

「②主治医の言う様に、一度乳がんを発病している患者は対側に乳がんが出来るリスクは高いのでしょうか。」
→僅か数%高いだけです。

「ホルモン療法を勧める理由の一つの様です。」
→その理由で勧めるのは誤りです。(有害事象とバランスしない)

「③ここ数日、術側とは反対の肋骨・胸骨・鎖骨下の辺りが痛みます。
まさか実は浸潤していて骨に転移しているなど考える事は荒唐無稽でしょうか。」

→荒唐無稽

「11月にPET-CTは受けています。」
→非浸潤癌でPET!!!! 何たる過剰診療!! ありえない。

「先生がよくおっしゃっている「女性ホルモンの影響」と考えてよいでしょうか。」
→1000%その通り。(この回答を書いている丁度、このときにFMからカルロスとしきの「君は1000%」が流れていました!)
 ホルモン療法の副作用で悩んでいる際に起こっている症状なのだから、当然でしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

非浸潤がんの全摘後のホルモン治療について
性別:女性
年齢:49歳
病名:右側乳がん
症状:
投稿日:2020年2月16日

お世話になります。

カルロス・トシキの歌声をBGMに、先生のご回答をエンドロールとさせて頂くつもりで、意気揚々と主治医に中止を申し出に行って来ました。

しかしそこは素人、またもや主治医の言葉に不安を抱えて帰って参りました。

今後はかかりつけ医と相談して下さいという事になり、主治医とは一年後の検診まで会わない予定です。

という事で、今度こそ最後の質問となると思いますので宜しくお願い致します。

重複になりますが主治医には改めてこう言われました。

「検体は5mm間隔でスライスしているので、その間のコンマ数mmの場所で浸潤している場合がある。
確率は数%。
その場合、次は再発ではなく他臓器への転移となる。
グレードが3であるし、出来ればタモキシフェンを続けた方が安心。
ただそれだけの副作用があるなら中止も仕方ないが、自己責任という事になる」

①この見解も荒唐無稽という事でしょうか?患者の立場からすると、コンマ数mmの場所で浸潤とか尤もだなあと思わされてしまいますが。
とにかく「転移」という言葉が脅威です。

②主治医は浸潤している可能性は1~2%で、ホルモン治療する事で転移の確率を20~40%下げられると言われました。
この数字はどう見られますか。

③前回、非浸潤でPETとは過剰診療とありましたが、針生検の段階では浸潤か非浸潤かは五分五分と言われていました。
こちらでよく見かけるマンモトームをやって
いれば、術前診断の精度は高かったのでしょうか。

主治医からはマンモトームの話はまったくありませんでした。

④タモキシフェンが合わない場合、他の薬を使ったりはしないのでしょうか。

先生の見解が変わらないのは承知の上ですが、主治医に面と向かって「私の場合は転移の可能性がある」と言われると怯んでしまいます。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「①この見解も荒唐無稽という事でしょうか?」
→その通り。

「コンマ数mmの場所で浸潤とか尤もだなあ」
→これは昔から言われていますが…

 こんなことが「まかり通る」のであれば、(極論すれば)線維腺腫の診断なのに「5mmスライスの中に癌があるかもしれない」と抗がん剤をするようなものでは?

「主治医は浸潤している可能性は1~2%」「この数字はどう見られますか。」
→全く荒唐無稽!

 病理結果を信頼しないようでは医療は成り立ちません。

「③前回、非浸潤でPETとは過剰診療とありましたが、針生検の段階では浸潤か非浸潤かは五分五分と言われていました。」
→そもそも…

 浸潤癌の可能性があればPETやってもよい」という発症自体が「過剰診療」!!!
 
『寧ろ、非浸潤癌の可能性があるのだから、(被爆のある)PETは止めておこう』
という発想が普通なのでは?(そんな発想だから非浸潤癌の全摘でホルモン療法をゴリ押しするのでしょう)

「④タモキシフェンが合わない場合、他の薬を使ったりはしないのでしょうか。」
→(そもそも適応がないのに)有害事象を我慢してまで行おうとすること自体ナンセンス。

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