乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:411]
性別:女性
年齢:52歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1116「タスオミンとノルバデックス

 
 
2年半前に右胸にしこりを見つけ定期的に病院にかかっています。
昨年の5月に「しこりが気になるので細胞のけんさをして欲しい」とお願いしたところ乳管拡張症だから心配する必要はない!と言われました。
ところが今月7日にマンモ、エコー検査をしたところがんの疑いがあるということで針生検をしました。
今日結果が出たのですが浸潤性乳管癌(硬癌)と言われました。
医師からは昨年のエコー画像では異常はなかったが細胞診をするべきであったといわれ不信感をいだいたため転院しようとおもっています。
ただ浸潤性癌は転移しやすいと説明されたので不安でいっぱいです。
(2015年5月の質問)
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 2年半前からあった「しこり」が今回「癌」だったのでしょうか?
 もし、そうなら「あってはいけない」診療内容だと思います。
 「しこりがある」ならそもそも「最初から針生検で確認」すべきだし、しかも昨年には「患者さん本人からの要求」もしりぞけている。
 その上で『結局癌だった』では、質問者の不満な気持ちは良く解ります。

回答

「浸潤性癌は転移しやすいと説明されたので不安でいっぱいです」
⇒無駄に心配させるだけの「全く無意味な」コメントです。
 担当医はせめて「腋窩リンパ節」の超音波をして、「リンパ節転移が疑われる状況なのか?」を明らかにするべきです。
 
◎質問者の「腫瘍の大きさ」と「(超音波での)リンパ節の状況」が不明なので、何とも言えませんが…
 早期乳癌の9割以上が根治します。
 まずは、「ご自分の状況」を確認することです。
 少なくとも「毎年経過を見ていた」訳ですから、「進行している」とは到底考えられません。
 
 

 

質問者様から 【質問2 転院しました】

今日別の病院に行ってきました。
前の病院の検査資料を持っていったのですが新たにマンモ、エコー検査をしこれからの手術や化学療法の指針にするためにと、もう一度針生検をしました。
まえの病院では2センチ位のしこりといわれたのですが今日横1.7センチ縦3.7センチと言われました。
来週MRI検査です。
助かりたい。
がんばりたい。
でも手術が終わってそのあとの予後を見ない限りがんはわからないものですと言われました。
不安です。
 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。
 前の病院で「針生検した」のに、もう一度針生検をしたのですね。
 「これからの手術や化学療法の指針にするために」とありますが、「前の病院での針生検でサブタイプを調べていなかったのでしょうか?」

回答

「まえの病院では2センチ位のしこりといわれたのですが今日横1.7センチ縦3.7センチと言われました。」
⇒計測の仕方の違いでしょうが、それにしても「違いすぎる」気がします。
 
「手術が終わってそのあとの予後を見ない限りがんはわからないものです」
⇒「担当医の感想」はいいとして…
●今後、意識してほしい事は
 エコーでのリンパ節の状況
 針生検で判明する「サブタイプ(腫瘍の性質)」
 MRIでの「拡がり診断」
 
 これにより「手術術式」と「術後療法」が決まります。
 きちんと、「担当医の説明」を理解した上で、治療にすすんでください。
 
 

 

質問者様から 【質問3 手術が決まりました】

病状と治療の説明を受けてきました。
ステージは2a,.腫瘍は25×28mm大、30mmの広がり有り(乳頭に近い内側)リンパ節腫大なし。
乳房全摘術、術中に色素注入をし、センチネルリンパ節生検を行うと言われました。
ホルモンレセプターは陽性、HER2は0なのでホルモン療法を行う。
術後の抗がん剤は現在のところ使用しない方向である。
核ゲレードは3、MIB-1は20,2%で悪性度が高いといわれました。
再発のリスクが高く再発すると完治は見込めないといわれました.
今後、手術に向けて気をつけなければいけないこと、医師に伝えなければいけないことはどのようなことでしょうか?
リンパ節の腫れがないということは転移していないと言うことでしょうか?
背中や腰、脇のほうに痛みがあるとなにかよくないほうに考えてしまいます。
わからないことばかり、先の見えないことばかりです。
絶対にまけない、克服するという強いきもちも持っているのですが、怖くなります。
 

田澤先生から 【回答3】

 こんにちは。田澤です。
 術前の説明、きちんとされているようで何よりです。
 cT2, cN0, luminalA(MIB-1=20.2%), NG3

回答

「核ゲレードは3、MIB-1は20,2%で悪性度が高いといわれました。」
⇒核グレード3と言う事でのコメントだと思いますが、MIB-1(Ki67)=20.2%は十分低値です。(一昔前はluminal Bとされていましたが、現在の基準ではluminal AとしてOKです)
 ♯核グレード(核異型と核分裂の和)は、MIB-1(分裂期にある細胞の割合)と本来は相関する事が多いので、術後の標本で「確認する必要があります」
 
「再発のリスクが高く再発すると完治は見込めないといわれました。」
⇒このコメントには賛成できません。
 cT2, cN0, luminalAであり、何を根拠に「再発のリスクが高い」と言っているのか理解不能です。
 術後補助療法を行えば「再発のリスクは低い」というのが事実です。
 
「今後、手術に向けて気をつけなければいけないこと」
⇒特別なものはありません。
 体調管理だけに気をつけてください。
 
「医師に伝えなければいけないことはどのようなことでしょうか?」
⇒特にないようです。
 十分説明がされています。
 
「リンパ節の腫れがないということは転移していないと言うことでしょうか?」
⇒術前画像診断で「転移は無さそう」という意味です。
 実際に「センチネルリンパ節生検」を行い、「顕微鏡で確認」して、はじめて「転移無し」となるのです。
♯「顕微鏡では微小転移(2mm以下)でも見つかります」が「画像診断(超音波やCT)では1mm, 2mmの転移の存在を検出する事は不可能」なのです。
 
「背中や腰、脇のほうに痛みがあるとなにかよくないほうに考えてしまいます。わからないことばかり、先の見えないことばかりです。」
⇒十分安心して大丈夫です。
 cT2, cN0, luminal Aは「再発率は低い」のです。
 
 

 

質問者様から 【質問4 手術日程がきまりました】

6月○○日に手術日がきまりました。
1週間をきって早く手術をして根治にむけてがんばりたいという気持ちが強くなり前向きに考えています。
ただひとつ引っかかっているのが術後は現在のところホルモン療法のみというところです。
核グレード3と悪性度が高いのにそれで大丈夫なのだろうか?
再発のリスクをできるだけ避けるためにもお医者様に伝えることはないのだろうか?と考えてしまいます。
 

田澤先生から 【回答4】

 こんにちは。田澤です。
 手術が来週ですね。
 やはり、1歩1歩前進する事が「不安」を和らげることです。

回答

「術後は現在のところホルモン療法のみというところです。核グレード3と悪性度が高いのにそれで大丈夫なのだろうか」
⇒cT2, cN0, luminal A(Ki67=20.2%)であれば、化学療法の適応はありません。
 核グレード3というのは、「術後の病理で、luminal Aと確認されたならば」それ単体では「あまり気にする必要はありません」
 
「再発のリスクをできるだけ避けるためにもお医者様に伝えることはないのだろうか?」
⇒luminal Aには「抗癌剤」は効きにくいのです。
 やはり「自分の癌に合った治療」がベストなのです。
 
 

 

質問者様から 【質問5 病理結果と治療方針が決まりました】

田澤先生に元気と希望をいただき、まずは手術を無事終えることができました。今日病理結果がでました。
ステージ2a
浸潤性乳癌 充実腺管癌>硬癌 
腫瘍の大きさ浸潤部21mm×20mm×25mm全体で35mm×35mm×25mm 
腋窩のリンパ節転移なし(センチネルリンパ節0コ/3コ)
脈管内侵入(リンパ管、静脈)共に有り 
核グレード2 (核異型度2+ 核分裂度10コ/10HPF) MIB-1;20,2%
ホルモンレセプター陽性(エストローゲンレセプター90%プロゲステロンレセプター100%)
ハーセプテスト0陰性 
抗癌剤治療は必要ない。ホルモン剤治療のみ アリミデックスを1錠朝1回内服5年間とする。と言われました。まだ閉経前だと伝えたのですが52歳という年齢的にも閉経後と同じという考えでアリミデックスが効くと思われる。
まずは2ヶ月服用するようにいわれました。
やはり年齢的に閉経の区別が付きづらいからでしょうか。閉経前と後では女性ホルモンの分泌が異なるということですがこれでよろしいでしょうか。
脈管内侵入がリンパ管、静脈共に有ると聞きホルモン剤だけでよいだろうか、このホルモン剤で大丈夫なのだろうかと思ってしまいます。
静脈に侵入しているということは遠隔転移がしやすいのでは?と考えてしまいます。
 

田澤先生から 【回答5】

 こんにちは。田澤です。
 pT2(25mm), pN0, luminal A
 まずは手術、御苦労さまでした。

回答

「まだ閉経前だと伝えたのですが52歳という年齢的にも閉経後と同じという考えでアリミデックスが効くと思われる」
⇒明らかな「誤り」です。
 タモキシフェンを使用すべきです。
 閉経前に「アロマターゼ阻害剤」を使うべきではありません。「適応外使用」です。
 ○閉経前どころか「閉経期」にもアロマターゼ阻害剤を使用してはいけません。
 閉経期に「アロマターゼ阻害剤」を使用すると「卵巣機能が回復」する事が知られています。
 「卵巣機能が回復」すると、「閉経状態」に比較して予後不良となるのです。
 ★閉経前または閉経期にアロマターゼ阻害剤を使用することは厳に慎まなくてはなりません。
 
「脈管内侵入がリンパ管、静脈共に有ると聞きホルモン剤だけでよいだろうか」
⇒luminal Aであり、内分泌療法単独でいいと思います。
 私が良く引用に出すSt.Gallen 2015では専門家の2/3以上が「脈管侵襲」では「luminal Aに化学療法を追加するべきではない」と考えているのです。
 ♯luminal Aで化学療法をすべきという因子は「リンパ節転移4個以上」と言えます。
 
 

 

質問者様から 【質問6 ホルモン剤の変更】

何度も質問申し訳ございません。
いつも親身になってお教えいただきまして有難うございます。田澤先生に閉経前、閉経期のアリミデックス錠は卵巣の回復になるとお教えいただき、担当医に先週すぐに伝えたところ2ヶ月間は様子をみて飲んでみましょうと言われました。
不安な気持ちは伝えたのですが担当医には通じませんでした。
しかし今朝生理が始まり、やはりこれでは治療がかえってあだになるのではと怖くなり担当医に生理のことを伝えましたら「アリミデックスは数年早いね」と言われタスオミン錠に変更になりました。
脈管侵入(リンパ管、静脈)のことをお医者様に伺ったところやはり有りというのはそれだけリスクが高くなるということだが、だからこそホルモン剤を忘れずに飲むことといわれました。
私の場合、ノルバデックスをどの位の期間、その後やはりアリミデックス?をどのタイミングで変更したらいいのでしょうか。この度のホルモン剤の変更は田澤先生のおかげです。アドバイス有難うございました。
 

田澤先生から 【回答6】

 こんにちは。田澤です。
 閉経期のホルモン療法ですね。
 完全な閉経を待たずに「アロマターゼインヒビターを用いる医師」がいるので注意が必要です。

回答

「ノルバデックスをどの位の期間、その後やはりアリミデックス?をどのタイミングで変更したらいいのでしょうか。」
⇒最終月経から1年間おいてください。
 できるなら、その時点で「血中エストラディオール」を測定して「閉経を確認」すると安心です。
 その後に「アロマターゼインヒビター」に変更します。
 
 

 

質問者様から 【質問7 脈管侵襲】

いつも丁寧にわかり易く説明いただきましてありがとうございます。
リンパ管、静脈侵襲について脈管侵襲はルミナルAでは化学療法は必要ないとのご説明で納得はしているもののいつもひっかかっていました。先日、ほかの方へのご説明で病理検査のときに微細血管にたまたま写ったということ、血液中に流れて漂っているというわけではないということ、殆どの癌細胞は死滅するということという先生のご説明で安堵しました。
静脈侵襲というとどうしても遠隔転移と結びつけてしまってもやもやした気持ちでいました。有難うございました。もう一つご質問ですが現在ホルモン療法単独です。
ジェネリックのタスオミン錠20mgを朝1錠服用しているのですが副作用もなく元と変わりなく生活しています。有難いことですが副作用がないということは効いていないということがネットに出ていました。
同じ薬を飲んでいても薬の副作用はその人によってさまざまだと思っているのであまり気にはしていないのですが・・・ネットにはさまざまな情報が出ており悲観的なことはあまり信用しないようにしているのですがどうしても気になり見てしまいます。
 

田澤先生から 【回答7】

 こんにちは。田澤です。
 ネットでは無責任に「人を不安に陥れる」事を書く人がいるものですね。
 世の中には様々な人がいますので、「見ない、信じない」これが肝心です。
 「悪意を持った人」なのか、もしかすると「たまたま」再発した人が「そういえば、私副作用が少なかったかもしれない」というような偶然があったかもしれませんね。

回答

「副作用がないということは効いていないということがネットに出ていました」
⇒でたらめです。
 癌細胞に対する効果と「正常細胞に対する影響(副作用)」は全く異なります。
 
○副作用がないことは幸いです。
 治療を安心して続けてください
 
 

 

質問者様から 【質問7】

昨年6月に全摘しました。
411で質問させていただきました。
病理結果は以下です。
浸潤性乳がん(硬癌)浸潤部21mm×20mm×25mm全体で35mm×
35mm×25mm
リンパ節転移なし(センチネルリンパ節0コ/3コ)
脈管内侵入(リンパ管、静脈)共にあり
核グレード2  核異型度(2+)核分裂像(10コ/10HPF)
er90パーセントpgr100パーセント
HER2 0
MIB-1 20.2%
ステージ2A
術後ホルモン療法単独、アリミデックスを処方されましたが閉経前ということで田澤先生にご相談させていただきタモキシフェンに変更してもらいました。
副作用もなく元気に過ごしていたのですが今年5月
(タモキシフェンを服用して10ヶ月)急に体のあちこちに痛みが出ました。
背中、腰、両肩、首、左肩関節、左大腿部、両膝と全身痛みます。
乳がんプラザのおかげで女性ホルモンの影響、薬の副作用?と慌てることなく6月末の1年検診を受けることができました。
CT,マンモ、触診、採血の結果異常ありませんでした。
主治医も副作用かなとおっしゃっていました。
質問です。
昨年8月に最後の生理で1年経ちます。
そろそろ閉経後のホルモン剤にチェンジだと思うのですが副作用が怖いです。
次の薬ででないこともあるだろうからと思うのですが
もっと痛みがひどくならないか心配です。
以前はアリミデックス錠を処方されていたのですが痛みの副作用が出づらいホルモン剤はありますか?休薬という選択もありますが5年間がんばって続けたいのです。
また漢方などで症状を和らげることはできますか?
よろしくお願いいたします。
間違って途中に送信してしまい申し訳ございませんでした。
 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。
最終月経から1年すぎると「アロマターゼインヒビターへの変更」の時期です。(質問者のおっしゃる通り)
「以前はアリミデックス錠を処方されていたのですが痛みの副作用が出づらいホルモン剤はありますか?休薬という選択もありますが5年間がんばって続けたいのです。」
⇒やはりアナストロゾール(アリミデックス)でしょう。
 エキセメスタンはやや副作用が強く感じますし、アナストロゾールと全く同系統(nonsteroidal)のレトロゾールも同様です。
「また漢方などで症状を和らげることはできますか?」
⇒あまり期待できません。
 





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