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授乳中に針の検査を受けました

[管理番号:1384]
性別:女性
年齢:33歳
11ヶ月の赤ちゃんに授乳中です。
10日ほど前、右乳首に噛み傷ができました。数日経っても痛みがひかないので触ってみると、乳輪の奥の方にしこりがありました。痛いのは傷ではなく、しこりだったようです(10日前は傷が痛かったはずなのですが)。
固くて、よく動く、1cmほどのしこりです。胸が張ると痛みが増し、赤ちゃんが乳を飲んでくれると少し良くなります。
分かりにくい場所なので、痛いしこりが急にできたのか、元々あったしこりが急に痛くなったのかは分かりません。
助産師さんによる乳房マッサージではしこりは取れず、外科を受診しました。
超音波検査の結果、「つるっとした形をしていて、多分悪いものではありません」と
のこと。大きさは8mmだそうです。
続けて「授乳をお休みしていいなら、針を刺してより詳しい検査をします。授乳を続
けたい場合は経過観察になります」と言われました。
授乳を休むのは嫌でしたが、針の検査をお願いしました。
今は結果待ちです。
授乳再開に向けて、1日5回ほど搾乳しています。
胸が張り気味なのにもかかわらず、しこりの痛みはだいぶ和らいできたように思いま
す。授乳を休んでいて、噛まれたり強く吸われたりしないためでしょうか。
大きさはおそらく変わっていません(張っていて分かりにくい)。
以下、質問です。
1. 田澤先生は、このしこりは何だと思われますか?
2. 出血がなければ2日後に授乳再開して良いと言われましたが、2日経った今も出血
しています。検査された日とあまり変わらない量で、結構多いです。
この出血は近々止まりますか?
搾乳を続ける限り、止まらないのでしょうか?
3. 「針の検査でほぼ確定するけど、エコーなどの経過観察は必要」だそうです。
経過を見ていただけるのはありがたいのですが、針生検は「ほぼ」なんていう曖昧な
ものなのですか?それとも私が受けたのは細胞診なのでしょうか?
<針の検査>は、麻酔の後でバチンバチンと音がする痛い検査でした。
搾乳の度に出血を目にしているので、どんどん不安になっています。
「実は悪いものだから出血が止まらないのではないか」
「このまま断乳になってしまうのか」
「悪いものだとしたら、搾乳の刺激でより悪化するのではないか」
結果が出るまであと5日です。普通に過ごせなくて困っています。
長文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「授乳中の痛みのあるしこり」ですね。
「授乳に伴う鬱滞性のもの(乳瘤)」なのか、それとも「腫瘍」なのか?
ただ「つるっとした形をしていて、多分悪い者ではありません」という担当医のコメ
ントからは「良性腫瘍」を考えます。

回答

「このしこりは何だと思われますか?」
⇒「線維腺腫」もしくは「乳腺症結節」のようです。
 
「この出血は近々止まりますか?搾乳を続ける限り、止まらないのでしょうか?」
⇒勿論,止まると思います。
 出血は「乳頭から」でしょうか。
 「索乳を続けていても」いずれ止まります。
 
『針生検は「ほぼ」なんていう曖昧なものなのですか? 』
⇒そんなことはありません。
 確定診断です。
 「きちんとした技術で行われる」針生検ならば「経過観察は不要」です。
 本来、経過観察をしなくてもいいように「行われる確定診断」なのです。
 「ほぼ確定」というのは「自信の無さの表れ」と思います。(厳しいようですが…)
 
『それとも私が受けたのは細胞診なのでしょうか?』
⇒(麻酔後のバチン、バチンは)「バネ式の針生検」です。
 
「実は悪いものだから出血が止まらないのではないか」
⇒これは「全く無関係」です。
 ただ単に「内出血して、それが溶けている」状況にすぎません。
 
「このまま断乳になってしまうのか」
⇒必ず「出血は」とまります。
 
「悪いものだとしたら、搾乳の刺激でより悪化するのではないか」
⇒無関係です。
 担当医を信頼してみましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、丁寧にご回答くださりありがとうございました。
先生がおっしゃった通り、しばらくして乳頭からの出血は止まり、
授乳を再開することができました。
結果が出るまでの時間を穏やかに過ごせたのは、田澤先生のおかげです。
本当にありがとうございます。
針生検の結果は「悪いものではない」とのことでした。
これで一安心できたのですが、結局このしこりが何なのかは教えてもらえず、
もやもやしています。
授乳期に伴う炎症性のなんとかといった説明で、病名は付けられないとのこと。
経過観察のエコーを3ヶ月後に受けることになりました。
針生検の後、病名を付けられないのはよくあることなのでしょうか。
きちんと検査できていなかったのでは、と不安になってしまいます。
エコーを見ながら針を刺してもらったので大丈夫だと思いたいのですが…
しこりの痛みはすっかりなくなりました。
大きさもほんの少し小さくなった気もしますが、
痛みがなくなったせいで小さく感じられるだけなのかもしれません。
小さくなった気がすることを担当医に伝えると、
「炎症性のものなので、炎症が治まれば小さくなることもあります」と言われました。
担当医を信じて、安心していても大丈夫ですか?
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
最初にお断りしておきますが、私は「担当医を見た事もないので、どの程度の技術な
のか」は当然解りません。
診療をしている者として「私の感覚」で回答します。

回答

「病名は付けられないとのこと。経過観察のエコーを3ヶ月後に受ける」
⇒針生検は「確定診断」です。
 「3カ月後、経過観察」は幾らなんでも「短すぎ」と思います。
 「3カ月経過観察」とは『気になる所見だけど、組織診をしないなら』という場合
に設定する気がします。
 
「針生検の後、病名を付けられないのはよくあることなのでしょうか」
⇒「乳腺症」を含めれば、組織診をすることにより「病名確定する筈」と思います。
  
「きちんと検査できていなかったのでは、と不安になってしまいます」
⇒「3カ月、経過観察」というのは「担当医自身の不安」を物語っているように思い
ます。
 ♯ただし、それが「担当医のスタイル」かもしれません。(あくまでも私の感覚
でコメントしていることに、再度注意喚起します)
 
「担当医を信じて、安心していても大丈夫ですか?」
⇒難しいですね。
最後に「炎症性のものなので」と自信を持って断言しているようにも見えます。
「病理組織レポート」を貰ってはいなのでしょうか?
それを見れば「おおよそ解る」のですが…

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