[管理番号:7110]
性別:女性
年齢:36歳
病名:乳癌
症状:
はじめまして。
妻の乳癌転移の可能性についてお力をお貸し下さい。
詳しい数値などはわかりません。
進行度 T:1 N:0 M:0 病期:StageⅠ
2017年12月に左乳癌が見つかり、温存摘出(1/4摘出)。
放射線治療
抗がん剤4クール[ドセタキセル+ハーセプチン]
現在、分子標的薬 を投薬中です。
2018年末に咳き込む症状と左胸下の痛み(硬くなってる)を訴えて呼吸器内科でCTを撮り左肺のリンパの腫れ、肺葉に小さな影が見つかり肺に転移したと言われてお互い頭が真っ白に。
脇のリンパに転移してないのに何故と思い肺リンパの生検を行って結果はがん細胞は見つからず。
PET-CTを行いましたがリンパに反応有、肺葉には反応なし。
結果…結論出ずの状態です。
再び生検を行うか、開いて検査するかどうしましょう?
と言われどう進めていけば良いのか分からなくなりました。
妻はヘルニア、帝王切開、温存手術、ポート埋込手術を行ってきており
これ以上体に傷を付けたくない!と投げやり状態です。
肺転移を白黒付ける為には何か手立てはあるのでしょうか?
文章が下手で伝わり辛いかと思いますがよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私の経験の中でいろいろなケースを思い出すことができます。
1.術後照射に伴う放射線肺臓炎(稀に、肺転移?と迷う像をきたすことがあります)
2.原発性肺がん
3.肺転移
「肺転移を白黒付ける為には何か手立てはあるのでしょうか?」
→これは画像所見次第です。
「本当に腫瘍?」と迷うレベルならば経過観察でしょうし、逆に「明らかに腫瘍だ!」というレベルならば積極的に(肺の)組織診を勧めます。
後者でいうと(場所によっては)CT下肺生検という手がありますが、(もしも明らかな腫瘍ならば)胸腔鏡下に摘出して「転移なのか原発性肺がんなのか?」白黒つけるべきです。
ただ、「咳き込む症状」とあるので上記1も可能性がありそうです。
★「小さな影」で「腫瘍とは確信できない」ならば、経過観察でしょう。(おそらく、腫瘍マーカーも正常なのでしょう)