[管理番号:935]
性別:女性
年齢:65歳
質問者様の別の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
田澤先生、大変お世話になっております。
TC投薬から、11日目に発熱性好中球減少症で入院しました。
幸い、肺炎とかまでには至らず毎日の抗生剤点滴と皮下注射で体調は元気になりました。
明日(20日)退院で2クールは予定通り24日です。
ただ、今回副作用がかなり強く出た為に、少し減量します。との主治医からのお話でした。
以前の田澤先生の回答できっちり副作用対策をして臨めば減量なしでやりきれると仰ってたので、
本当に減量してよいのか…?
量減らすことでの、再発リスクはいかがなものか…。
しかし、今回のような日常生活を送れないような状況になるものいかがなものか…。
減量してでもやりきることが一番なのか。。
それとも、もう少しスパンをあけて体調万全にして標準量のがベターか…。
初期予防治療の大切さを学ばせてもらい、かなり葛藤しています。
先生のお考えを教えていただけますか。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
発熱性好中球減少症は「厄介な副作用」です。
どうしても「次回より減量投与が安全」となります。
医師としては患者さんが具合が悪くなる「リスクを減らしたい」となります。
ただ「患者さん側」からすると、「減量投与で大丈夫だろうか?」という葛藤が当然生まれます。
回答
「減量してでもやりきることが一番なのか。。それとも、もう少しスパンをあけて体調万全にして標準量のがベターか」
⇒冒頭でコメントしたように、相反することのバランスなので「結論は難しい」ものです。
今回の件の「最大の要因」が「発熱性好中球減少症」だけにあるとすれば、次回「ペグフィルグラスチム」の翌日(24h以降)投与で回避できる可能性はあります。
また、「9日目」で発熱した経緯から「9日目に採血チェックなど」丁寧な診療で「未然に防げる」可能性はあります。
○担当医と再度相談してもいいのではないでしょうか?
勿論私は「今回の発熱性好中球減少症の程度(症状やデータも含めて詳細)を知らない」訳なので、担当医の判断は重要となります。