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超音波で異常エコー

[管理番号:4772]
性別:女性
年齢:45歳
初めてお便りします。
先週、会社の健康診断で、乳癌の触診とマンモと超音波を受けました。
昨日、結果が
届いたのですが、超音波だけ異常エコーで引っ掛かってしまいました。
触診とマンモは異常なしでA判定です。
超音波はD2判定で、精密検査が必要という事です。
昨年は同じ3つの検診と乳癌腫瘍マーカーを受けましたが、検診は経過観察、腫瘍マーカーは5でした。
近々、病院に再検査に行く予定ですが、癌ではないかと今から心配でなりません。
超音波の詳しい内容を書きます。
昨年は、
乳房腫瘤疑 左乳房外側下部 1個 4×4
㎜ C判定(3~6ヵ月の経過観察)
乳腺膿疱疑 左乳房 1個 2×2㎜ B判
定(健康診断で経過観察)
乳腺膿疱 左乳房外側下部 1個 3×2㎜
B判定
今回は、
乳腺膿疱 左乳房 1個
3×2㎜ B判定
乳房異常エコー 左外側下部
D2判定(精密検査) 大きさは不明 です。
症状は、触ると軽い痛みがあります。
しこりは自分では分かりません。
質問ですが、異常エコーとはどういうものでしょうか?
私の場合、左乳房外側下部の乳腺膿疱3×2㎜が昨年と変化がありませんので、腫瘤疑と膿疱疑が関係しているのでしょうか?
腫瘤が何か悪さをしているのでしょうか?腫瘤は大きくなる事はありますか?
何が原因で異常エコーという結果になったのでしょう?
今の状態で、癌と言われる確率を知りたいです。
精密検査の事を考えると怖くて落ち着いていられません。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容から解釈すると…
昨年「乳房腫瘤疑 左乳房外側下部 1個 4×4㎜ C判定(3~6ヵ月の経過観察)」
⇒今回は「左外側下部D2判定(精密検査) 大きさは不明 に相当するのではないでしょうか?
「異常エコーとはどういうものでしょうか?」
⇒「異常エコー」は本来、超音波の所見の用語にはありません。
 おそらく「昨年、腫瘤疑い」として(腫瘤の所見なのか、どうも判断がつかずに)
「経過観察」していたものが、今回(やはり、腫瘤とも言えないけど)「正常とは言い切れないから、(検診で経過観察とするよりは)医療機関で調べてください」と判断したようです。
 この1年で「どの程度の変化があったのか?」一切、知る事はできませんが、「腫瘤もしくは癌疑い」となっていないところから『この1年間でそれ程の変化は無いのでは?』と(私は)推測しています。
「腫瘤疑と膿疱疑が関係しているのでしょうか?」
⇒昨年の「腫瘤疑」と同一所見だと推測できます。
 「嚢胞」はただの(正常)乳管が拡張して液体が貯留したものなので気にしない様にしてください。
「腫瘤が何か悪さをしているのでしょうか?腫瘤は大きくなる事はありますか?」
⇒もしも「腫瘍」なら大きくなります。
「何が原因で異常エコーという結果になったのでしょう?」
⇒上記通りです。
 「原因は不明」ですが、「腫瘤とも断定できないが、正常所見とも言い切れないから気になる」という所見を表現していると推測します。
「今の状態で、癌と言われる確率を知りたいです。」
⇒かなり低いと想像します。
 癌の可能性が高い場合には「腫瘍」と言い切るか、もしくは「癌疑い」と表記される筈だからです。