[管理番号:8751]
性別:女性
年齢:49歳
病名:乳がん ルミナールA
症状:特にない
投稿日:2020年7月17日
いつも乳がんプラザでは大変お世話になっております。
3年前、右側乳がん、全摘同時再建済。
ステージ1(ほぼDCIS)ルミナールA。
反対側の乳がん予防のため現在ホルモン療養中です。
今回会社の検診のエコーで左側低エコー領域と言われました。
『経過観察』とのことでしたのでそのままにしていたのですが
乳腺外科3カ月健診にてエコーで再確認してもらったところ若干の血流があるとのことで細胞診しました。
結果はまだ出ていません。
そこで不安になったのですが
先生は反対側乳がんは転移ではなく単発とおっしゃっていたと思います。
今回左側が乳がんであった場合、ホルモン療法は効いていなかったのでしょうか?
そしてサブタイプは『ルミナールA』以外になるのでしょうか?
もし細胞診で何も見つからなかった場合でも、念のため組織診も行ったほうが良いでしょうか
ほぼ完治しているだろうと思っていたところで反対側に異常がみつかり大変驚いております。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
まず、(お茶でも飲んで)冷静になりましょう。
右乳癌が早期とか進行とかと、対側乳癌の発生は10000%無関係ですよ!(まずは「そこ」をご理解ください)
「ステージ1(ほぼDCIS)ルミナールA。
反対側の乳がん予防のため現在ホルモン療養中」
⇒お節介のようですが…
私自身は絶対に(ホルモン療法は)行いません。(「対側」予防と「有害事象」
「経済的負担(国庫も含め」ではバランスしないから)
「先生は反対側乳がんは転移ではなく単発とおっしゃっていたと思います。」
⇒1000000%再発ではありません。(もしも癌なら、間違いなく「新規」となります。 議論の余地なし)
乳腺の左右は天と地ほど離れています。
「今回左側が乳がんであった場合、ホルモン療法は効いていなかったのでしょうか?
そしてサブタイプは『ルミナールA』以外になるのでしょうか?」
⇒考えすぎ!
そもそも「対側の予防」という考え方自体ナンセンス!
「もし細胞診で何も見つからなかった場合でも、念のため組織診も行ったほうが良いでしょうか」
⇒それは、その(細胞診をした)医師の精度次第です。(私は他の医師の細胞診を信用することはありません。 何度も当院で結果がひっくり返っているため)
「ほぼ完治しているだろうと思っていたところで反対側に異常がみつかり大変驚いております。」
⇒冷静になりましょう。
私から見ると、質問者が「驚いている」ことに、「もっと」驚いています。
★対側乳癌の発生は(勿論、今回癌であるとは限りませんが)無関係ですよ。理解していますか??
質問者様から 【質問2 】
マンモドーム生検
性別:女性
年齢:50歳
病名:
症状:
投稿日:2020年12月2日
先日は冷静ではなかった私に冷静になるようおっしゃっていただき、ありがとうございました。
その後地域連携パスの先生に針生検をしてもらったところまさかの『細胞が取れませんでした』という結果でした。
もう私には何もできませんっとのことで、手術をした病院に紹介状を書いてもらい、先日針生検を行いました。
そこでは悪いものは出ていないとのことで、
次に造影MRIを受けることになっています。
前回の手術前に受けたMRIと比較するそうです。
先生はMRIでは良性か悪性かわからないといつもおっしゃっております。
手術をした病院にマンモドーム生検を強くお願いしたところ
MRIの結果を見てから決めましょうとのこと。
MRIは乳がんの広がりが解るとのことですが、乳がんではなかった場合、画像上反応しないものなのでしょうか
もし経過観察と言われ、強く組織診をお願いしても
行ってくれなかった場合、
他の病院に行ってお願いするというのは普通のことでしょうか
恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは田澤です。
大変残念な診療に、私がコメントする余地は全くありません。
質問者が「酷い回り道」をした挙句に「いつまでもスッキリしない」のであれば、唯一の解決策は「確定診断希望メール」をすることです。(宣伝では決してありません)
私がMMTEすれば100%確定診断となる。
それだけしか(私には)回答できません。
質問者様から 【結果3 】
MMTE受けました
性別:女性
年齢:50歳
病名:なし
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、いつも適切な回答、ありがとうございます。
先生からの暖かいお言葉をいただき、担当医に生検をお願いしました。
やはり最初はMRIで問題はなかったから半年経過観察ね。と言われたのですが、勇気をもって『生検をお願いします』と言いました。
先生は嫌な顔もせず、検査を行ってくれました。よかったです。
結果は低エコー領域の原因はわかりませんでしたが、とりあえず良性でした。
よかった。先生の暖かいお言葉で勇気をいただきました。
ただし、担当していた先生(教授)から次回は違う先生になりますって言われましたが。(面倒な患者だと思われたかもです)
不安もなく年末年始を向けえることができてうれしい限りです。
先生の『MRIでは良性悪性はわからない ちゃんと生検を受けるべき』のお言葉に支えられたと思っています。
全国の乳腺外科の先生が田澤先生のように患者の不安を根本から拭ってくれる先生が増えることを祈っています。
ありがとうございました。
<Q&A結果>