[管理番号:3609]
性別:女性
年齢:44歳
田澤先生こんにちは。
いつも患者さんへの温かいアドバイスにこちらも元気をいただいております。
さて、乳房再建について教えていただきたく思います。
5年ほど前に非浸潤がんで温存術、放射線治療を受けました。
今年の春ごろ局所再発し、日帰り切除でのちに5mmの浸潤とわかりました。
その後の検査において、転移なしとわかり、再発であるから全摘を行うこととなりました。
(予定では月末です)全摘と同時に再建もお願いしたと
ころ、再発の時は治療中は同時再建できないといわれました。
これは常識的な対応なのでしょうか。
先生なら、このような患者にはどのようなアドバイスをおくりますか?
どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「)全摘と同時に再建もお願いしたところ、再発の時は治療中は同時再建できないといわれました。これは常識的な対応なのでしょうか」
⇒そんなことはありません。
同時再建することに障害があるとすれば、それは「術後放射線照射する場合」です。(それでも禁忌とは言えませんが…)
(質問者には不要とは思いますが)たとえ抗癌剤をする予定でも「同時再建の障害にはなりません)
担当医は所謂「遠隔転移再発と(今回のケースのような)純粋な局所再発(取り残し)」を混同しているようです。
再建の支障には全くなりません。