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断端露出について

[管理番号:8575]
性別:女性
年齢:46歳
病名:右乳管がん
症状:
投稿日:2020年5月27日

こんにちは。

3月中旬に右乳管がんの温存手術を受けました。

マンモトーム生検では微小浸潤疑いでしたが、術後の病理結果では非浸潤がんではあったものの、2mm程度の断端露出があるとのことで追加切除を勧められました。

拒絶感もあり別の方法を伺ったところ、放射線の追加照射もあるが、局所再発のリスクは上がるとのことでした。

随分悩みましたが、答えが出せず時間が過ぎてしまったこともあり、これから手術となるとくっ付きかけた組織をはがしたり、露出場所の都合で傷を延伸する必要もあり、また一度剥がした組織自体がくっ付きにくくなることなどから、整容性が悪くなるとのことでした。

今は傷も治りつつあり、整容性も保てているため、出来ることなら追加照射のみで済ませたらと思いますが、先生は手術すべきだと思われますか?
非浸潤がんとはいえ、断端陽性と断端露出はかなり違うものなのでしょうか。

また追加切除術で整容性を保つのはかなり難しいのでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「先生は手術すべきだと思われますか?」
⇒局所再発のリスクを考えれば、当然そう思います。

「非浸潤がんとはいえ、断端陽性と断端露出はかなり違うものなのでしょうか。」
⇒「露出」の方がよりリスクは高いでしょう。(断端陽性は露出も含んだ概念ですが)

「また追加切除術で整容性を保つのはかなり難しいのでしょうか。」
⇒そんなことは無いと思いますよ。(断端陽性の範囲も狭いわけだから)

 ただし、整容性は実際に診察していない者が「想像で回答する」ことは不適切ですが。