[管理番号:4473]
性別:女性
年齢:53歳
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再質問管理番号:380
となっていますが、年齢が違うため、新たな管理番号としました。
(このページであれば、再質問管理番号は4473となります。)
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いつも支えていただいております。
前回、CTや骨シンチの検査について質問をいたしましたが、
その後もからだの痛みを感じたため毎日被爆のことを考えて
悩み続けて迷って疲れ果ててしまい、結局CTと術前から一度も検査したことがない骨シンチを受けることにしました
(通院中の病院では症状がでるまで定期検診という形でCT,骨シンチだけなく超音波検査、腫瘍マーカーも行わないません)。
その結果、肺と肋骨の第9番目に薄い影があるが、
がんとは言えない、それが何か調べるために針はさせないので
経過観察ということでまた半年後にCTを撮ると言われました。
私から希望するまでCT骨シンチ検査の予定はなかったのに、
また半年後に検査するということに戸惑いがありました。
次回の受診のときに(3か月後)腫瘍マーカーもとるということでした。
また、影のあるところが私が痛いと感じている尾てい骨や股関節ではなく、
症状を感じない部位であったことにも驚きがありました。
診察の時に先生は肺については肺炎など知らないうちにかかって治っていることはよくある、肋骨についてはがんにしては影が薄いので炎症の可能性とのことでした。
また、術前に撮ったPET-CTにも肺の同じ部分に影が写っていましたが、その時は特に何も言われませんでした。
骨のことは骨シンチを撮ったことがないので画像の比較はできません。
今後の検査はどのようにしていけばよろしいでしょうか。
CT,骨シンチ以外に肺や骨の状態がわかる検査はありますか?
MRIではどうでしょうか?
そもそもこの検査は必要ですか?
必要としてももう少し間隔を開けた方がいいのでしょうか?
撮影された画像についてのご見解はいかがでしょうか。
CTや骨シンチでがん以外に影がうつるのか、
また薄い影と濃い影の違いはどんな理由からでると考えられますか?
がんが進んでくると濃くなったり大きくなったりするなど
画像の変化や経過があるのなら教えていただきたいです。
小葉がんだから画像上見えにくのかもしれないと考えたりします。
最後に3か月前にメディカルプラザ市川で腫瘍マーカーを検査して
いただきましたが、後日連絡がなかったということは
その時点で腫瘍マーカーに特に異状なしだったということですね?
今後もエコーや腫瘍マーカーなど定期的な検診で受診させていただきたいと思っております。
遠方からでも市川に通って先生に診ていただけることが心の支えです。
いつもありがとうございます。
再質問管理番号:380
再質問タイトル:CTと骨シンチの画像について
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
肋骨は「打撲」
肺は「肺炎の跡の肉芽」
これは、よくあるものであり、「担当医の言う通り」です。
「私から希望するまでCT骨シンチ検査の予定はなかったのに、また半年後に検査するということに戸惑い」
⇒どちらの所見も「おそらく大丈夫」だと思っても、(所見が有る以上)「半年後,再検」というのは妥当です。
「肋骨についてはがんにしては影が薄いので炎症の可能性」
⇒炎症というより「打撲」でしょう。
「CT,骨シンチ以外に肺や骨の状態がわかる検査はありますか?MRIではどうでしょうか?」
⇒肺はそれ以上はありません。
骨は「本当に心配ならMRI」ですが…(そこまでの所見ではないようです)
「がんが進んでくると濃くなったり大きくなったりするなど画像の変化や経過があるのなら教えていただきたいです。小葉がんだから画像上見えにくのかもしれないと考えたりします。」
⇒全くの考え過ぎです。
「癌があれば、旺盛に取りこむ」し、「打撲などのあとでは、炎症反応により、少しだけ取りこむ」ただ、それだけです。
「その時点で腫瘍マーカーに特に異状なしだったということですね?」
⇒その通りです。