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CNB太針生検の所見

[管理番号:8719]
性別:女性
年齢:48歳
病名:
症状:胸のしこりと痛み
投稿日:2020年7月8日

田澤先生

左胸の外側真横にボコッとした痛いしこりがあるのに気づき受診しました。

マンモとエコーのあと受けた太針生検の結果を今日聞きに行ったところ、所見に以下のように書かれていました。

1.線維脂肪組織を見る
2.軽度炎症像を伴う乳腺組織を見る
3.線維脂肪組織を見る
4.線維脂肪組織と共に断片化した上皮細胞集塊を見る。
乳管内増殖病変の断片化組織を見ている可能性があるが、明瞭な悪性を示唆する所見は見られず。

念のためフォローアップして下さい。

担当の先生にはMRIをすすめられましたが、今日までにしこりも痛みも小さくなって
(もうすぐ生理です)どこにいったかもわからないぐらいでしたので、再度エコーで見てもらいました。
ふにゃっとした楕円形(円の中の色は黒と灰色)のしこりは依然として見えましたが、確かに「しぼんでるなあ」とおっしゃり、MRIは今回不要、3か月経過観察しましょう、ということになりました。

先生に教えていただきたいのですが、上記の所見は噛み砕いていうと、どのような意味なのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「上記の所見は噛み砕いていうと、どのような意味なのでしょうか?」
⇒残念ながら…
 病変の中心が採取できていない(核心に迫れていない)可能性があるということです。(「断片化組織を見ている可能性がある」という一文)

 やるべきことは(無意味な)MRIではなく「MMTEできちんと病変を採取すること」ですよ。