乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:1810]
性別:女性
年齢:49歳
10月に近所のクリニックでエコーをしたところ5mm×6mmのしこりがみつかり、すぐに針生検をしました。その結果乳がんでした。
その時の結果は
リンパ節の腫れ:-
核グレード:1
ER:80%
HER2:1+
紹介状を大学病院宛に書いてもらい、そこで12月末に手術をすることになりました。
前のクリニックの検体を持って行き、大学病院でもCNBの検査をしました。その結果
ER:99%
PgR:90%
HER2:2+
Ki67:1~9%
そこで質問です。
①HER2が2+となりましたが、同じ検体でも違いが出るものでしょうか。
先生は陰性とおっしゃいましたが、ネットで調べると陽性、陰性があるとのことでとても心配です。
②手術後の病理でもまた変わることはありますか。
③上記の条件では再発率はどのくらいでしょうか。
お忙しい中、申しわけありませんが、よろろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「HER2が2+となりましたが、同じ検体でも違いが出るものでしょうか。先生は陰性とおっしゃいましたが、ネットで調べると陽性、陰性があるとのことでとても心配」
⇒HER2 2+では「必ずFISH」しなくてはなりません。
 FISHすると「25%の確率で陽性」となります。
 ただ、核グレードとKi67の数値を見る限り「FISH陰性」となりそうですが…
 免疫染色の評価は「病理医によってバラつき」があります。ただ2+といっても1+に近いのでしょう。
 
「手術後の病理でもまた変わることはありますか」
⇒サブタイプは殆ど変わりません。
 
「上記の条件では再発率はどのくらいでしょうか」
⇒ホルモン療法単独で9%となります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生こんにちは。
以前はお忙しいにもかかわらず、丁寧に質問に答えていただき、ありがとございました。
今回もよろしくお願いします。
先日、温存手術が終わり、まだ病理結果はでていませんが、心配事があり質問させていただきます。
手術の結果、浸潤部5mm×6mmで断端陰性でした。
心配事は乳管に何かあったようで取り出して良性か悪性か調べていると
ころです。
①もし乳管のものが悪性だった場合、どのような治療になりますか。
追加手術は必要でしょうか。
あるいは放射線だけで可能でしょうか。
②放射線治療の場合、全部取りきれている時と比べ再発率はどのくらいちがうものでしょうか。
③とても心配なので全摘出も考えたてもいいでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「手術の結果、浸潤部5mm×6mmで断端陰性でした。心配事は乳管に何かあったようで取り出して良性か悪性か調べているところです。」「①もし乳管のものが悪性だった場合、どのような治療になりますか。」
⇒「乳管内癌(非浸潤癌)として断端陽性」の場合は、非常に迷うところです。
 
「追加手術は必要でしょうか。あるいは放射線だけで可能でしょうか。」
⇒これは「その程度」で考えるべき」です。
 つまり、「僅か1腺管」だけなのか、それとも「数ミリで陽性」なのか「程度も考
慮」すべきです。
 
「②放射線治療の場合、全部取りきれている時と比べ再発率はどのくらいちがうものでしょうか。」
⇒「断端陽性」は局所再発の「リスク因子」であることは事実ですが、「併用して行う全身療法の兼ね合い」もあるので、簡単には比較できません。
 
「③とても心配なので全摘出も考えたてもいいでしょうか。」
⇒現在は調べている最中ですよね?
 まずは、「実際に断端陽性となるかどうか?」と(万が一)「断端陽性ならば、その程度」を確認してから考えるべきです。
 
 

 

【3】

2015年12月29日 20:07 の質問と回答は【2】と同じ とのことです。 ホームページ管理者
 
 

 

質問者様から 【質問4】

こんにちは。
いつも質問に答えていたたき、ありがとうございます。
病理結果が出ましたので、また質問よろしくお願いします。
12月に温存手術しました。
病理結果
硬がん
断端陰性
グレード:1
浸潤の大きさ:7mm×4mm
リンパ節転移:なし
ER:99%
PGR:90%
HER2:2+(fish確認中)
ki-67:1-9%
以上、放射線25回、ホルモン薬5年(her2は陰性だと思うとのこと)という診断でした。
以前質問した、断端辺りの乳腺内病変ですが、良性とのことでした。
後で、パソコンをのぞいたら、病変はFEAと書いてありました。
そこで質問です。
①FEAは、放射線で大丈夫でしょうか。
②局所再発のリスク因子になりますか。
③局所再発はいつおこりやすいですか。
また普段気をつけることはありますか。
④遠隔転移・再発が心配ですが、どうでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
pT1b(7mm), pN0, luminal type(HER2をFISHで確認中), NG1
「(her2は陰性だと思うとのこと)」
⇒「核グレードも低く」「Ki67も低い」ので、私もそう予想します。(そもそもが、25%程度の確率です)
 
「断端辺りの乳腺内病変ですが、良性とのことでした。後で、パソコンをのぞいたら、病変はFEAと書いてありました。」「①FEAは、放射線で大丈夫でしょうか。」
⇒「1腺管だけのFEA」を心配する必要はありません。
 放射線照射で十分です。
 
「②局所再発のリスク因子になりますか。」
⇒「リスク因子」とはなりません。
 
「③局所再発はいつおこりやすいですか。また普段気をつけることはありますか。」
⇒「断端陰性」であり、「pT1b」でもあるので、「局所再発を心配する必要」はないと思います。
 局所再発は(起こるとすれば)「5年以上先」もあるので「定期的な診察、超音波が重要」です。
 
「④遠隔転移・再発が心配ですが、どうでしょうか。」
⇒かなりの「低リスク」です。
 ホルモン療法をきちんとやることで問題ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

田澤先生、こんにちは。
いつもお忙しい中、質問に答えていただき、ありがとうございます。
今回もよろしくお願いします。
2015年12月に左温存手術をしました。
病理結果
硬がん
断端陰性
グレード:1
浸潤の大きさ:7mm×4mm
リンパ節転移:なし
ER:99%
PGR:90%
HER2:2+(fishで-)
ki-67:1-9%
その後、放射線とホルモン治療中です。
(ゾラデツクス3ヶ月に1回、タモキシフェン)
ホルモン治療をして1年ほど経ちましたが、この前行った健康診断で
肝機能の異常があり、軽い脂肪肝とのことでした。
AST:41
ALT:86
γ-GTP:183
乳がんになる前も軽い脂肪肝があり、γ-GTPが100ぐらいになることがたまにありました。
(ASTとALTは異常なし)
今回の結果はホルモン治療によるものと思いますが、病気になってから
不安症になってしまい、タモキシフェンをやめることに非常に不安があります。
なんとかして続けたいです。
もともと、生理もたまにしかこなかったのでそろそろ閉経するかと思いますのでゾラデックスをやめようと思っています。
①ゾラデックスをやめて改善するでしょうか。
 もし、このままの状態(血液検査結果)でもタモキシフェンを続けても大丈夫でしょうか。
 γ-GTPが高い状態は危険でしょうか。
②ゾラデックスをやめて1年間、生理がなく、血液検査で閉経となった場合、アロマターゼ阻害薬に変えようと 思いますが、アロマターゼ阻害薬も肝機能障害が出ることもありますか。
 (タモキシフェンは多いと聞きました。)
③肝臓の薬(ウルソ)や肝臓に良いサプリメントなど飲んでも大丈夫ですか。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
術後療法は「バランス(予想できる再発リスクと期待できる効果)」で決まります。
質問者はpT1b, pN0, luminalA
再発超低リスク
○ホルモン療法による肝機能障害がでたら「休薬が基本」です。
「①ゾラデックスをやめて改善するでしょうか。」
⇒可能性はありますが…
 私の印象ではタモキシフェンの方が多いように思います。
 むしろ、「両方止めて」肝機能が回復したら、タモキシフェンを再開ということでしょう。
「もし、このままの状態(血液検査結果)でもタモキシフェンを続けても大丈夫でしょうか。」
⇒現状の肝機能が維持されるなら大丈夫ですが…
 このまま継続すると「高度の肝機能障害へ進展する恐れ」があります。
 冒頭でもコメントしましたが、「バランスで考える」と休薬です。
「γ-GTPが高い状態は危険でしょうか。」
⇒もっと上がるかもしれないのが危険なのです。
「アロマターゼ阻害薬も肝機能障害が出ることもありますか。」
⇒あります。
「③肝臓の薬(ウルソ)や肝臓に良いサプリメントなど飲んでも大丈夫ですか。」
⇒原因薬剤を止めるに勝る治療法はありません。





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