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CMF療法について

[管理番号:712]
性別:女性
年齢:45歳

質問者様の以前の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の以前の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:686「トリプルネガティブ初期乳がんの術後化学療法について」

 
 
田澤先生、たびたびの質問にご回答ありがとうございました。
頭の中が整理され、ACから頑張ってみようと思っていたのですが、病院の薬剤師さんに相談したところ、主治医がもう一つ提案したCMFも良いのではと言われ、ふたたび悩んでいます。
ACの心毒性についてはやはり稀とのこと。ただ、今まで胃の病気をしていない人でも吐き気など胃の症状も強く出る人もいるので、私は逆流性食道炎、胃炎、十二指腸潰瘍などの既往歴があり、今もパリエットを飲んでいるので、ACはきついのではないかとの話でした。
逆流性食道炎の薬もどんなにいろんな種類を飲んでも効かなかったことも思い出し(ストレスの方が強かった)、今も育児ストレスを抱えてたまに胃が痛くなるので、強い副作用が出たらどうしようと心配になりました。
しかし、副作用が心配でCMFを選んだとしたら、今のアンスラタキサンの流れの中で、CMF療法を選択することに戸惑いがあります。
「トリプルネガティブでは、それ以外の乳がんに比べてCMF療法の効果が期待できます。CMFの治療成績はFECに比べ劣るのですが、有効例もあり、とくに75歳以上の患者さんには副作用が多少軽いCMFを行うことがあります」(がんサポート)という記事もありましたが、AC→Tを目標にしていただけに、それを選択できない自分の体力のなさにがっかりしてしまう反面、副作用も心配でなかなか決断できません。
薬剤師さんは、CMFは昔からある療法だけど、新しい療法が出てきてもなくならないということは効果があるということだと思うと話してくれ、確かにそうなのかもしれないとも思うのですが、田澤先生はCMF療法を選択されることはありますか? もしあるとしたらどのような方にでしょうか(ご高齢の方などでしょうか) 。
トリプルネガティブ乳がんの治療を調べてみると、CMF療法も載っていることもあるので標準治療から離れているわけではないと思いますが、ネットでは再発の方がCMF療法を行っていることが多く感じられ、初発でCMFというのはあまりないのかなぁという感じがしました。
頑張ってACからトライするか、副作用がACより軽度なCMFでいくか、毎日、その時の気持ちでも揺れ動き、なかなか決断ができません。
最終的には週末の診察で主治医に相談して決めようと思いますが、トリプルネガティブ乳がんに対するCMF治療について、田澤先生はどのようにお考えか教えていただきたいです。よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 CMFですね。
 歴史的には長い間CMFの時代が続き、「アンスラサイクリンの優位性」が証明されてから一気に「アンスラサイクリンの時代」となりました。
 長い間「FEC100(ファルモルビシンとして100mg/m2 x6)」の時代が続いたのですが、術前化学療法のブーム到来により様々な化学療法レジメンが比較されるようになりました。
 ※ 術前化学療法は、「腫瘍の縮小」により結果がすぐにでるのです。(それに対して術後補助療法で差を出すには10年以上かかります)
 その中で、(特に欧米では肥満の問題により心疾患が多いため)アンスラサイクリンを避ける流れの中で「タキサンの台頭」が起こり現在に至っています。(アメリカではアンスラサイクリンの使用が激減しています)
 CMFx6 < FEC100x6 = ECx4 = ACx4 < TCx4 <? アンスラタキサン ♯TC vs アンスラタキサンの直接比較は無い ○ただ日本人は心疾患が比較的少ないので、それ程アンスラサイクリンを避ける動きはありません。   ◎ACの吐き気についてはアプレピタント(イメンド)が登場してからは劇的に解消されていると感じています。  質問者の場合にはその差僅か2-3%、それをどう考えるかです。



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