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今後の治療方針について

[管理番号:5270]
性別:女性
年齢:49歳
おはようございます。
いつもこちらで勉強をさせていただいています。
とてもありがたいです。
ありがとうございます。
今回、温存乳房内の局所再発で全摘をしました。
リンパをはじめ多臓器には転移はありませんでした。
そこで、今後の治療方針でご相談させてください。
ここで、温存乳房内の局所再発は、全摘すれば最初から全摘した場合と予後予後は一緒。
取り残したものが増殖したものなので、新しく癌ができたものとは、違うので、初回の取り残しを摘出すれば、特に今までの治療をかけるをかける必要が無いと、わかり、とても安心しています。
ところが、主治医が、「薬が効いていないから、再発したのだ」と、
言って、別のホルモン剤薬や抗がん剤も視野に入れて説明してきます。
そこで、教えてほしいのは、
この再発をどうとらえたらいいのか?なのですが、もし、薬が効いていれば、たとえ取り残しがあったとしても、その取り残しは、増殖しないのでしょうか?
取り残しが増殖したということは、やはり薬が効かなかったから。と、
言うことになりますか?
主治医は、「薬が効いていないので出てきたと言うことです」というばかりで、取り残しが増殖したという意味なのか、薬が効かなかったから、新たに癌ができたといっているのかは、おっしゃいませんでしたが・・。
今まで、ノルバディックスを飲んでいましたが、これからは、別の閉経後の薬に変える方針を言われました。
ノルバディックス薬が効いている効効いていないにかかわらず、年齢のことも考えて薬を変えることも検討したした方がいいでしょうか?
(閉経しているかどうかははっきりしていません。
ただ、初発時(3年前)治療を始めてから生理はきていません。)
お忙しいところ、すみませんが、よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者の理解で100%正しい。
こう考えると質問者の疑問も氷解するでしょう。
「術後の再発予防としてのホルモン療法(もしくは抗癌剤)は、目に見えない程度の(どこかにあるかもしれない)癌細胞を抑えるため」だけにあるのであり、
(局所再発のように)『すでに存在している塊(局所再発とは、そういうことです)を抑える目的ではない』のです。
 ○つまり、(純粋な局所再発であり)全身の再発が無い以上、「今までのホルモン療法はきちんと仕事をしている」ということなのです。