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今後の治療方法についてと病状について

[管理番号:6559]
性別:女性
年齢:47歳
田澤先生
初めて質問いたします。
よろしくお願いします。
今年の3月末に乳がんがわかり、こちらのサイトで
色々と学ばせていただいております。
これだけ多くの人が、悩み不安をかかえ田澤先生に相談をしている事は
みなさん、主治医の先生とコミュニケーションが難しく
納得出来るだけの説明がされれいない現状があるんだと思います。
私もその一人になるのですが・・・
さっそくですが、お話させて頂きます。
【経緯】
平成27年8月
会社健康診断にて、マンモグラフィ
カテゴリ-3の診断にて再検査→現在の病院にて受診
経過観察との診断にて半年に1度の受診
平成29年3月、問題ないとの事で年1回の検診へ変更
本年3月に受診、疑わしい→検査→がん告知。
・4月中旬 温存手術
・5月下旬 病理検査結果
組織型:硬癌
腫瘍の大きさ:2.5cm
リンパ節転移:19個中2個
腫瘍の悪性度:1
ER:50%以上(陽性)
PgR:50%以上(陽性)
HER2:0%(陰性)
脈管侵襲:あり(LY+++)
断端:陽性
KI-67:調べていないとの事
KI値を調べていない為
私のサブタイプは?との問いに主治医はルミナルBですと回答しました。
・6月上旬 高度脈管侵襲の為、全摘手術
・今後の治療計画
FEC4クール→タキサン4クール→RT+ホルモン療法
当初、腫瘍径1.8、リンパ節転移無しとの見解にて
温存手術を薦められた為、温存手術を選択しました。
6人に1人断端陽性になると話されていましたが
まさか自分がなるとも思わず、のんきにしていました。
定期的に受診もしていたし、まさか1年でこんなに大きな腫瘍に
なっているとも思ってなく、またリンパ節転移もしていた事で頭の中がパニックのまま再手術。
現在も頭の中がまとまらず、今後の治療に対して保留しています。
ただ1度目の治療より時間が結構経過している為
時間の猶予があまりないと思い、今後の治療について決断をしないといけません。
そこで田澤先生の見解をお聞きしたいのですが
① KI値がわからないのにルミナルBとの判断は、上記病理検査の内容より  判断出来
  判断出来るのか。
② 高度脈管侵襲の為、全摘は必要だったか。
 ←全摘に対しては後悔
  はしていません。
  (バストのボリュ-ムは十分あり、一度は温存で行けると言われました)
③ 今後の治療計画については妥当か。
   (リンパ節転移については、センチネルを検査中、癌がなさそう   
   との事で閉めようとしましたが
   よく確認したら怪しいのがあったのでレベル2まで取ったとの説明
   がありました。
なので微小転移だったのではないかと推測してい   
   ます。)
   転移リンパの大きさの説明はありません。
     
④ 確かにリスクファクター中リスクではありますが、フルコ-スの治療が  必要
  必要な位、私の病状は深刻なのでしょうか? 
⑤ 今後の治療について他の方法はないか聞きましたがないとの事。
  本当にないのでしょうか?
⑥ 化学療法を行う場合、腫瘍内科のある病院の方が良いのでしょう 
  か?
⑦  オンコタイプもあまり薦めないとの事、KI値も必要ない。
との考えで   
   すが今後の事も考えると転院も検討したほうが良いのでしょうか?
まとまりの無い文章で、申し訳ありません。
沢山質問して申し訳ありませんが上記内容について、ご教授頂ければと思います。
主治医からは、再発したら治らないよ。
と言われかなりビビッてます。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「① KI値がわからないのにルミナルBとの判断は、上記病理検査の内容より判断出来るのか。」「オンコタイプもあまり薦めないとの事、KI値も必要ない。」
→できません。
 Ki67を何故調べないのか?
 全く理解できません。
「② 高度脈管侵襲の為、全摘は必要だったか。」
→温存乳房内再発のリスク因子にはなりますが…
 それだけでは必須とは言えません。
「今後の治療計画については妥当か。」「 確かにリスクファクター中リスクではありますが、フルコ-スの治療がな位、私の病状は深刻なのでしょうか? 」
→抗がん剤が必要なのか(つまりルミナールAなのかBなのか?)
 それはOncotypeDXをするか、Ki67を測定してきめるべきです。
「今後の治療について他の方法はないか聞きましたがないとの事。  本当にないのでしょうか?」
→焦点は…
 「抗がん剤が必要かどうか?」です。
「⑥ 化学療法を行う場合、腫瘍内科のある病院の方が良いのでしょうか?」
→無関係
「後の事も考えると転院も検討したほうが良いのでしょうか?」
→それは、主治医ともう一度相談すべきでしょう。