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70代の治療

[管理番号:8444]
性別:女性
年齢:74歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年4月7日

いつも大変参考にさせて頂いております。

今年の2月に74になる母が乳がんであることがわかりました。
腫瘍部の針生検の結果、
以下のようになりました。

年齢:74歳
ステージⅠ
ルミナールA(+8、+8)、HER2陰性、ki-67=5~10%、
左乳房の外側上部に1.5ミリの腫瘍(乳管浸潤がん)があり、
乳管内進展あり、CT、MRIではリンパ節への転移なし

しかし、3月に手術をしたところ、
センチネルリンパ節陽性で(2/2)で
腋窩郭清(レベル1、2)を行ったとのことでした。

病理の結果待ちなのですが、リンパ転移があったので
ステージが上がってしまうことで大変ショックを受けております。

年齢のこともあるので抗がん剤を使うかどうかも
悩みどころですが、時間が過ぎてしまうのも怖いので
先んじてオンコの検査を申し込むなどした方がよいでしょうか?

また病理診断でkiが急激に上がるケースなどはありますでしょうか?

また、ちょっと別の質問なのですが、
オンコタイプDXというのは、ステージを含めた上での再発率の数字なのでしょうか?

ご意見いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

リンパ節転移が(予想外に)あったとのこと。
ご心配、お察しします。
ただ、リンパ節転移はあくまでも局所なので、過度な心配をされることないように思います。

「年齢のこともあるので抗がん剤を使うかどうかも
悩みどころですが、時間が過ぎてしまうのも怖いので
先んじてオンコの検査を申し込むなどした方がよいでしょうか?」

⇒そのようにすることもあります。

 ただし、OncotypeDXの申し込みには「リンパ節転移の個数」の情報が必要となります。

「また病理診断でkiが急激に上がるケースなどはありますでしょうか?」
⇒極端なことは無いでしょう。

「また、ちょっと別の質問なのですが、
オンコタイプDXというのは、ステージを含めた上での再発率の数字なのでしょうか?」

⇒違います。

 ステージは「腫瘍径(浸潤径)」と「リンパ節転移の個数」により決まりますが、
OncotypeDXでは「リンパ節転移の個数」のみ考慮した数値となります。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

70代の治療 病理
性別:女性
年齢:74歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年4月13日

先日はご丁寧にありがとうございました。

病理の結果が出たようで、
陽性はセンチネルリンパだけだったようです。

年齢:74歳?ルミナールA(+8、+8)
HER2-
ki-67=14%、?腫瘍の大きさ 15ミリ?脈管侵襲などなし

ということで主治医からは、
針生検の際と同じくおとなしいタイプのがんで、
ホルモンの薬だけを飲んでいくことになったようです。

離れて暮らしているのとコロナの影響で会うことができず
診断の書面を直接見てはいないのですが、
再発リスクの評価いちばん低いところで出ているようで
主治医も安心したと言っていたそうです。

・腫瘍の大きさも15ミリとそれほどではなく、
おとなしいタイプでもセンチネル陽性だったのは
腫瘍の位置が影響していますでしょうか?(C領域でした)
そこまで神経質にならなくていいのでしょうか?

・こちらの内容で、先生からみた予後はいかがでしょうか?

・今後気をつけることなどありますでしょうか?

お忙しい中たいへん恐縮ですが
何卒よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

病理結果は(想定の中では)最善と言えるものです。
大変良かったです。

「ホルモンの薬だけを飲んでいくことになった」
⇒賢明な判断です。
 仮にOncotypeDXしたとしても、「そのような」結果となったことでしょう。

「・腫瘍の大きさも15ミリとそれほどではなく、
おとなしいタイプでもセンチネル陽性だったのは腫瘍の位置が影響していますでしょうか?(C領域でした)」

⇒その傾向はあります。(リンパ節転移に拘るのはやめましょう)

「そこまで神経質にならなくていいのでしょうか?」
⇒上記

「・こちらの内容で、先生からみた予後はいかがでしょうか?」
⇒再発率のことですね?

 10%前後だと思います。(正確に知りたい場合にはOncotypeDXしましょう)

「・今後気をつけることなどありますでしょうか?」
⇒特別なことはありません。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

70代の治療 組織型
性別:女性
年齢:75歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年6月12日

[管理番号:8444]

4月に70代の母のことで質問させていただいた者です。

その後、術後の経過も良好で、
ホルモン治療(フェマーラ)もつつがなく続けているようです。

少し気になることがありまして・・・

・組織が硬がんということらしく、ネットなどで見ると予後が
不良であるみたいなことがけっこう出てくるのですが・・・
一方で、そもそも硬がんというのは全体の4割くらいを
占める一般的なもので、サブタイプ分類がわかるようになってからは
組織型はあまり参考にならない、海外ではその分類もしていない、
ステージとサブタイプに勝る予後と治療の判断材料はない、
といった記載も目にしました。
何を信じればよいのでしょうか?
また、なぜ医師によって見解がこうも違うのでしょうか?
乳がん学会のようなところではっきりとした見解があれば迷わずにすむのですが・・・

・硬がんで、グレードは2とのことだったのですが
 予後は以前アドバイスいただいたものと変わりませんか?

・HER2が1+と出ていましたが、これは陰性という
 認識で良いのでしょうか?

・フェマーラの服用で大きな副作用は出ていなかったのですが、
 足にむくみが出てきたようです。
何か対策などありますでしょうか?
 飲み続けていれば落ち着くものでしょうか?

・リンパ節郭清をしていますが、リンパ浮腫になるリスクは
実際のところどれくらいでしょうか。
虫刺されなどがあると
すぐになってしまうものなのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「・組織が硬がんということらしく、ネットなどで見ると予後が
不良であるみたいなことがけっこう出てくるのですが・・・
一方で、そもそも硬がんというのは全体の4割くらいを
占める一般的なもので、サブタイプ分類がわかるようになってからは
組織型はあまり参考にならない、海外ではその分類もしていない、
ステージとサブタイプに勝る予後と治療の判断材料はない、
といった記載も目にしました。
何を信じればよいのでしょうか?
また、なぜ医師によって見解がこうも違うのでしょうか?
乳がん学会のようなところではっきりとした見解があれば迷わずにすむのですが・・・」

⇒是非『もしも『まだ』硬癌が心配な人がいたら、まず『スキルス乳がんについて』をご一読ください。』をお読みください。

「・硬がんで、グレードは2とのことだったのですが
 予後は以前アドバイスいただいたものと変わりませんか?」

⇒勿論、その通り。

「・HER2が1+と出ていましたが、これは陰性という
 認識で良いのでしょうか?」

⇒勿論、その通り。

「・フェマーラの服用で大きな副作用は出ていなかったのですが、
 足にむくみが出てきたようです。
何か対策などありますでしょうか?
 飲み続けていれば落ち着くものでしょうか?」

⇒様子を見ましょう。
 どうしても改善しない場合には休薬⇒(症状が改善したタイミングで)他の薬剤へ変更となります。

「・リンパ節郭清をしていますが、リンパ浮腫になるリスクは実際のところどれくらいでしょうか。」
⇒術者によって異なります。

「虫刺されなどがあるとすぐになってしまうものなのでしょうか?」
⇒さすがに、そんなことはありません。
 「キッカケ」になりうるので、気を付けるに越したことはありませんが…

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